ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

書籍紹介

お薦めする人権関係図書です。書籍紹介の「内容の概略」は出版社の紹介文を引用しています。

障がい者

発達障害に生まれて
~自閉症児と母の17年~
著者 松永正訓
出版 中央公論新社
定価 1,600円
発行 2018年9月
人の気持ちがわからない。人間に関心がない。コミュニケーションがとれない。勇太くんは、会話によって他人と信頼関係を築くことができない。それは母親に対しても同じだ。でも母にとっては、明るく跳びはねている勇太くんこそが生きる希望だ。幼児教育のプロとして活躍する母が世間一般の「理想の子育て」から自由になっていく軌跡を描いた渾身のルポルタージュ。子育てにおける「普通」という呪縛を問う
発達障害を生きる
著者 NHKスペシャル取材班
出版 集英社
定価 1,200円
発行 2018年4月
いま、多くの人が「発達障害」に関心を抱き、受診希望数も増えている。
当事者の声に耳を傾け、専門家による知見や海外の事例を紹介して、大きな反響を呼んだ生放送「NHKスペシャル 発達障害 ~解明される未知の世界~」をもとに書き下ろし、私たちが知るべき事柄についてやさしく解説した決定版
ろう者の祈り
~心の声に気づいてほしい~
著者 中島 隆
出版 朝日新聞出版
定価 1,200円
発行 2017年12月
聴覚に障がいをもつ「ろう者」の人々が厳しい現実に立ち向かっていく姿を取材したルポルタージュ。朝日新聞経済面で話題となった連載「ろう者の祈り」に大幅加筆。巻末には手話通訳士・鈴木隆子さん監修による手話講座も収録
目に見えない世界を歩く
~「全盲」のフィールドワーク~
著者 広瀬 浩二郎
出版 平凡社
定価 820円
発行 2017年12月
目が見えない人は、目に見えない世界を知っている―。障害当事者という立場から盲人史研究に取り組み、現在は独自の〈触文化論〉を展開する文化人類学者がその半生と研究の最前線を綴る。「全盲」から考える社会、文化、人間。目が見えないからこそ見える世界とは
精神障害とともに
著者 南日本新聞取材班
出版 ラグーナ出版
定価 1,400円
発行 2017年12月
戦後、精神疾患患者の地域生活移行が進んだ欧米諸国に比べて、日本は逆行し、精神病院に収容する政策を進めてきた。近年、地域生活中心にシフトする方針へと大きく舵が切られたが、精神障害に対する社会の理解はまだ不十分で、地域で患者を支える体制が整っておらず、長期入院患者の退院は進まない現状にある
障害者が街を歩けば差別に当たる!?
著者 DPI日本会議
出版 現代書館
定価 1,600円
発行 2017年12月
何が差別で、「合理的配慮」はどこまで提供すべきか、実際に受けた差別事例を分析し、当事者の視点からガイドラインを提示
挑戦者 いま、この時を生きる
~パラアスリートたちの言魂~
著者 フジテレビPARA☆DO
出版 さくら舎
定価 1,500円
発行 2017年11月
フジテレビのパラアスリート応援番組「PARA☆DO!」(毎週水曜日よる10時54分からフジテレビで放送中)の番組公式本。平昌、2020年の東京への意気込み、運命を乗り越え、今を全力で生きる、力強い言葉の数々・・・パラアスリート27選手が語った、“言魂”ともいうべき熱き言葉とともに、その裏側にある人生や思いに迫ったスポーツ・ノンフィクション
虹色のチョーク
~働く幸せを実現した町工場の奇跡~
著者 宮尾 益知
滝口 のぞみ
出版 河出書房新社
定価 1,500円
発行 2017年4月
「彼らこそ、この会社に必要なんです」社員の7割が知的障がい者である“日本でいちばん大切にしたい会社”を、小松成美が描いた感動のノンフィクション。人は働くこと、人の役に立つことで幸せになれる―。神奈川県川崎市にあるチョーク製造会社・日本理化学工業株式会社は、昭和12年に小さな町工場からスタートした。昭和36年に二人の少女を雇い入れたことをきっかけに、障がい者雇用に力を注ぎ、「日本でいちばん大切にしたい会社」として全国から注目を集め続けている。現在も社員83名のうち、62名が知的障がい者。一人一人の能力に合った仕事を作ることで、彼らが製造ラインの主戦力となり、社員のほとんどは定年まで勤め上げる。同時に、彼らの作るダストレスチョークは業界シェア1位を誇る。今でこそ福祉と経営の両面で注目を浴びるが、ここに辿り着くまでには数々の苦悩と葛藤があった―。本書は、日本理化学工業の会長や社長、働く社員、さらには、普段語られることの少ない障がい者のご家族へのインタビューを通して、「働く幸せ」を伝える一冊
発達障害
著者 岩波 明
出版 文藝春秋
定価 820円
発行 2017年3月
日本初の「発達障害のためのデイケア」を運営する病院長が、
・発達障害とは何か?(正しい知識)
・彼らが抱えている問題は何か?(課題)
・どのように社会が受け入れていくべきか?(社会の対応)・・・を、豊富な症例をもとに、初心者にもわかりやすく解説した作品だ。事件の精神鑑定の裏側、天才(驚異的な記憶力、共感覚など)、歴史上の人物の例など、興味深い症例も盛りだくさん。新年度を控えていろいろな人との出会いが増える中、必読の一冊だ
淋しいのはアンタだけじゃない2
著者 吉本 浩二
出版 小学館
定価 552円
発行 2017年2月
深層へ!! 聴覚障害者、患者と医師に迫り、探れば探るほど、その不思議、厄介さにおののく。マンガは、マンガ家は、実態を描くことができるのだろうか?そして、僕らの“ほんとう”は、どこにあるのだろうか?マンガで進化する新感覚ドキュメンタリー!&ミステリー!? 深層へ!!!
輝くいのちの伴奏者
~障害福祉の先達との対話~
著者 浅野 史郎
出版 ぶどう社
定価 1,500円
発行 2016年12月
「障害福祉は、あわれでかわいそうな障害者に、何かいいことをしてあげるものではない」 浅野史郎が厚生省障害福祉課長だったころ、障害者に「人権」ができた。たくさんの制度、活動が生まれた。ノーマライゼーション、施設解体、アメニティフォーラム、障害者自立支援法、人権懇、グループホーム。先達たちが障害者の輝くいのちに伴走しながら、障害福祉を切り開いていき、今の障害福祉がある。障害福祉の先達と浅野史郎が、障害福祉の面白さ、社会への大切さを30年前をふり返りながら語る
障害を持つ息子へ
~息子よ。そのままで、いい。~
著者 神戸 金史
出版 ブックマン社
定価 1,300円
発行 2016年10月
障害者19人が殺害された相模原事件。報道は過熱し、被害者の名前が伏せられたことで、犯人の不気味な笑顔やコメントばかりが垂れ流された。「障害者なんていなくなればいい」・・・その思想に、賛同する人も少なくなかった。誰もが心のおりを刺激され、異様な空気に包まれるなか、平穏を取り戻させてくれたのは、ある障害児の父親が綴った息子への想いだった―
私が今日も、泳ぐ理由
~パラスイマー 一ノ瀬メイ~
著者 金治 直美
出版 学研プラス
定価 1,350円
発行 2016年9月
「障害は個性」、「障害は社会が作るもの」。リオパラリンピック、さらに2020年東京へと、とびきり前向きに成長し続ける、パラ水泳・一ノ瀬メイ選手の、半生と努力、そして何より伝えたい「障害と社会の関係性」についてのメッセージをつめた1冊
狩りの時代
著者 津島 佑子
出版 文藝春秋
定価 1,600円
発行 2016年8月
逝去直前まで推敲を重ねた津島文学の到達点。顔も知らぬ父、15歳で早世した兄。絵美子と母を気遣う、大勢のおじ・おばたち。大家族の物語はこの国の未来を照射する。遺作長篇
障害者のリアル×東大生のリアル
著者 「障害者のリアルに迫る」東大ゼミ
編著 野澤 和弘
出版 ぶどう社
定価 1,500円
発行 2016年7月
野澤和弘がゼミに登場した講師を紹介しながら、障害福祉のリアルを問いかけ現役東大生11人が障害者のリアルに触れ、自分自身のリアルに迫る
淋しいのはアンタだけじゃない1
著者 吉本 浩二
出版 小学館
定価 552円
発行 2016年6月
新感覚ドキュメンタリー!・・・&ミステリー?かつてなかったマンガになるのではと思われます。[ブラック・ジャック創作秘話]、[さんてつ]を送り出してきたマンガ家・吉本浩二さんは、日本福祉大学のご出身。ただ福祉関係からは遠い職歴でした。そんな吉本さんが、あるご縁にも助けられ、聴覚障害の世界を描くことに。そしてご縁は不思議な糸でつながっていき・・・。マンガならではの表現で、聴覚障害が、そしてストーリーが描写されていきます。日本中を騒がせた、あの佐村河内守氏の事件も取り上げます
自閉症ガールひまわりさんの日常
~彼女に見えている世界~
著者 成沢 真介
出版 少年写真新聞社
定価 1,400円
発行 2016年5月
特別支援学校で自閉症の子どもたちを支えてきた教師が、彼らの目には世界がどのようにうつっているのかをつづります。同じ場面を先生からの視点と、自閉症の「ひまわりさん」からの視点でとらえ、4コマ漫画で視覚化し、障害児教育の専門家が解説します
マンガ版自閉症「日常生活」おたすけじてん
~すぐわかる こんなときどーする?~
著者 成沢 真介
出版 合同出版
定価 1,300円
発行 2016年5月
人といっしょに行動するのが苦手だったり、暗黙の了解がわからなかったり、マイルールで行動しがちな自閉症・発達障害の子のための日常生活がちょっと楽になるマンガじてん
バリアバリュー
~障害を価値に変える~
著者 垣内 俊哉
出版 新潮社
定価 1,200円
発行 2016年3月
障害は人ではなく、環境にある―この小さな気づきが、車イスに乗った青年に4000万人市場をもたらした。偏差値33から一念発起、大学進学、起業時代の極貧生活を経て、ユニバーサルデザインを牽引するベンチャー経営者へ。その劇的な半生と、斬新なビジネスモデルを生んだ独自の「反転戦略」を明かす
合理的配慮、差別的取扱いとは何か
~障害者差別解消法・雇用促進法の使い方~
編集 DPI日本会議
出版 解放出版社
定価 1,800円
発行 2016年3月
差別解消をめざして制定または改正された2つの法律(2016年4月施行)を受けて、企業や行政、学校などはどのような取り組みをすべきかを具体的に解説。取り組みに役立つ差別禁止指針、合理的配慮指針など付属資料も豊富

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