ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

書籍紹介

お薦めする人権関係図書です。書籍紹介の「内容の概略」は出版社の紹介文を引用しています。

新着図書

同和問題

被差別部落認識の歴史
~異化と同化の間~
著者 黒川 みどり
出版 岩波書店
定価 1,620円
発行 2021年2月16日
差別をする側、差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのか――明治維新後一八七一年の「解放令」発布から現代にいたるまで、人々の意識の中で部落差別が作りだされてゆく歴史を描き出し、その後の被差別部落研究に大きな影響を与えた名著、待望の文庫化。原著刊行後の動向を分析した補章を加える。

同和問題

暴露と曲解 部落ってどこ?
著者 奥田 均 / 高橋 典男 / 土屋 光子
出版 部落解放・人権研究所
定価 1,000円
発行 2020年10月1日
部落差別解消推進法が2016年に施行されましたが、その成立の背景のひとつである、同和地区情報の暴露をはじめとしたインターネット上の部落差別はいまだに後を絶ちません。他方で、本法の附帯決議では、教育・啓発や実態調査によって「新たな差別を生むことがないよう」うたわれていますが、それを曲解して、当事者の声や実態を顧みずに施策が進められようとしています。本書は、こうした同和地区の所在地情報をめぐる混乱に一石を投じる内容です。部落差別の解消に取り組む方にとって必読の書です。

障がい者

トコトン生きるための15問
著者 玉木 幸則
出版 解放出版社
定価 1,400円
発行 2020年11月26日
NHK「バリバラ」レギュラー出演者が、SNSで募集した質問に答えるかたちで、障害のあるなしを問わず誰もが最期まで生きぬくことの大事さ、その社会のあり方をわかりやすく、かつディープに伝える。

障がい者

わたしの身体はままならない ~〈障害者のリアルに迫るゼミ〉特別講義~
著者 熊谷 晋一郎 / 伊藤 亜紗 / 野澤 和弘
出版 河出書房新社
定価 1,800円
発行 2020年8月24日
わたしとあなたで、見える世界、語る言葉はどう違うのだろう? 東大、京大、東工大ほか全8大学で行われた同名の人気講義を書籍化。わからない他者へと手を伸ばす、13人の誌上ゼミ開講!

障がい者

当事者研究 ~等身大の<わたし>の発見と回復~
著者 熊谷 晋一郎
出版 岩波書店
定価 2,700円
発行 2020年7月15日
当事者研究とは、自分と似た仲間との共同研究を通じて、等身大の〈わたし〉を発見すること、そんな自分を受け容れるものへと社会を変化させることを通じて、回復へと導く実践である。当事者研究の誕生の背景と方法論を紹介し、自閉スペクトラム症研究を例に、知識や支援法の共同創造が始まりつつある現状を報告する。

女性・性差別

女性差別はどう作られてきたか
著者 中村 敏子
出版 集英社
定価 780円
発行 2021年1月15日
医科大学での女性受験生一律減点問題など、現代においても「女性である」ことによる差別はなくならない。
それどころか、日本はジェンダーギャップ指数で世界の下位にいる。
なぜ、女性を不当に差別する社会は生まれてしまったのか。
長年ホッブズや福沢諭吉研究に携わってきた著者が、女性差別が生まれるまでの過程を、政治思想史の観点から分析。
西洋と日本で異なるその背景を「家父長制」という概念により読み解く。

女性・性差別

同性婚論争 ~「家族」をめぐるアメリカの文化戦争~
著者 小泉 明子
出版 慶應義塾大学出版会
定価 2,000円
発行 2020年10月30日
わたしたちは「家族」になれるのか?
アメリカ大統領選を左右する存在のひとつ、福音派 evangelicalと呼ばれるキリスト教右派はこれまで共和党の大票田として、同性婚、人工妊娠中絶、公立学校での祈りの実践、銃規制など文化的価値観のかかわる政治決定を左右してきた。
本書は、アメリカを舞台に1950年代からはじまった同性愛者の権利運動が、福音派を中心とする保守から激しい反動(バックラッシュ)を受けながらも、いかに自分たちの権利向上を訴え、2015年に同性婚(婚姻の平等)を実現したのか、その半世紀以上にわたるダイナミックな歴史を辿る。

人権全般

無意識のバイアス ~人はなぜ人種差別をするのか~
著者 ジェニファー・エバーハート
訳者 山岡 希美
出版 明石書店
定価 2,600円
発行 2020年12月30日
わたしたちは見て判断するのではない。判断して見ているのだ。
悪意の有無に関係なく存在する偏見、バイアス。それがいかにして脳に刻まれ、他者に伝染し、ステレオタイプを形作っているかを知ることなしに人種差別を乗り越えることなどできない。米国の学校・企業・警察署の改革に努める心理学者が解く無意識の現実とは。

人権全般

身の回りから人権を考える80のヒント
著者 武部 康広
出版 解放出版社
定価 1,600円
発行 2020年12月20日
日常にある身近な出来事のなかから、差別や人権に関するテーマや課題を解説。JA滋賀で長年にわたり人権研修を担当してきた著者、珠玉の1冊。

人権全般

ヤングケアラー わたしの語り ~子どもや若者が経験した家族のケア・介護~
著者 澁谷 智子
出版 生活書院
定価 1,500円
発行 2020年11月7日
多様にあるケアの経験を、当事者だった7人が書き下ろした、それぞれの「わたしのストーリー」。

人権全般

SDGs ~危機の時代の羅針盤~
著者 南 博 / 稲場 雅紀
出版 岩波書店
定価 820円
発行 2020年11月20日
地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール。2030年の期限まで10年を切り、パンデミック下の今こそ、危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている。日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが、SDGsのイロハ、交渉秘話、SDGsの現状、プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する。

人権全般

13(サーティーン) ~ハンセン病療養所からの言葉~
著者 石井 正則
出版 トランスビュー
定価 2,900円
発行 2020年3月30日
「指は曲がっていても天をさすには少しの不自由も感じない」(志樹逸馬)隔離の中で生まれた詩と失われゆく記憶を残すために明治以降、約90年続いた隔離の歴史。全国に13ある国立ハンセン病療養所には、その記憶を色濃く残した「風景」とその中でしか生まれえなかった「言葉」がある。8×10や35mmのフィルムカメラを携えて、各地を訪れた石井正則はそこで感じた「空気」を写真に収めてきた。写真と入所者の方々の詩で綴る、療養所の姿。カラーフィルムで撮影した約100点の写真に、入所者の方々の力強い詩 23篇を掲載。木村哲也氏(国立ハンセン病資料館学芸員)による、ハンセン病政策と療養所の歴史についての解説も収録する。