ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

書籍紹介

お薦めする人権関係図書です。書籍紹介の「内容の概略」は出版社の紹介文を引用しています。

女性・性差別

ALLY(アライ)になりたい ~わたしが出会ったLGBTQ+の人たち~
著者 小島 あゆみ
出版 かもがわ出版
定価 1,600 円
発行 2021年9月21日
米国と日本で出会った当事者のリアルな声。「誰もが生きやすい社会」を目指すことは「個人として尊重される社会」を目指すこと。「知らないことだらけ」から出発した“自称ALLY(アライ)"の著者が、サンフランシスコの友人のにじいろファミリーとして生きる姿に惹かれて、もっと知りたい! と、話を聞きはじめました。サンフランシスコと日本で、10組32名の方々から聞いた話を胸に、いま、感じていることとは。
マンガでわかるLGBTQ+
著者 パレットーク
出版 講談社
定価 1,300円
発行 2021年4月28日
「知らなかった」を言い訳にして、誰かを傷つける時代を終わらせようイマサラ聞けないLGBTQ+のギモンに答える入門書!
本書は、いまさら聞けない「LGBTQ+」の基本から、最新の情報、お互いにできることまで、19の体験談を含む22のマンガを読みながら楽しく学べる作品です。各章には解説やよくある質問FAQもついているので、なんとなく興味がある人にも、詳しく知りたい人にもぴったり!
各章にワークもついていて、手を動かしながら理解を深められます。
存在しない女たち ~男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く~
著者 キャロイン・クリアド=ペレス / 神崎 朗子 訳
出版 河出書房新社
定価 2,700円
発行 2020年11月30日
衝撃のデータが、世界の見方を変える!公衆トイレから最新家電、オフィス、医療、税金、災害現場まで……。一見「公平」に見える場所に隠された、思いもよらない男女格差のファクトとは。イギリスで話題沸騰となったベストセラー、ついに翻訳。
多様な社会はなぜ難しいのか
~日本の「ダイバーシティ進化論」~
著者 水無田 気流
出版 日本経済新聞出版
定価 1,500円
発行 2021年4月27日
Me Too、ゲス不倫、LGBT、ポテサラ論争、五輪組織委、女性の自殺、タラレバ娘……
  
女性の就業率は上がっても、政治経済の要職に就く女性はいまだ数少なく、ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位の日本。
この国の「かわらなさ」の正体とは?
近年話題を呼んだトピックをとりあげつつ、ダイバーシティが根付かない日本社会の、問題の深淵に迫る。

日経女性面の人気連載を大幅加筆のうえ書籍化!
女性差別はどう作られてきたか
著者 中村 敏子
出版 集英社
定価 780円
発行 2021年1月15日
医科大学での女性受験生一律減点問題など、現代においても「女性である」ことによる差別はなくならない。
それどころか、日本はジェンダーギャップ指数で世界の下位にいる。
なぜ、女性を不当に差別する社会は生まれてしまったのか。
長年ホッブズや福沢諭吉研究に携わってきた著者が、女性差別が生まれるまでの過程を、政治思想史の観点から分析。
西洋と日本で異なるその背景を「家父長制」という概念により読み解く。
同性婚論争 ~「家族」をめぐるアメリカの文化戦争~
著者 小泉 明子
出版 慶應義塾大学出版会
定価 2,000円
発行 2020年10月30日
わたしたちは「家族」になれるのか?
アメリカ大統領選を左右する存在のひとつ、福音派 evangelicalと呼ばれるキリスト教右派はこれまで共和党の大票田として、同性婚、人工妊娠中絶、公立学校での祈りの実践、銃規制など文化的価値観のかかわる政治決定を左右してきた。
本書は、アメリカを舞台に1950年代からはじまった同性愛者の権利運動が、福音派を中心とする保守から激しい反動(バックラッシュ)を受けながらも、いかに自分たちの権利向上を訴え、2015年に同性婚(婚姻の平等)を実現したのか、その半世紀以上にわたるダイナミックな歴史を辿る。
男女格差後進国の衝撃 ~無意識のジェンダー・バイアスを 克服する~
著者 治部 れんげ
出版 小学館
定価 800円
発行 2020年10月1日
2019年12月、世界のリーダーに影響力を持つ「世界経済フォーラム」が発表した「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は前年度より順位を落とし153か国中121位だった。
政府が女性活躍政策を推進しても、諸外国の改善と比較する相対評価では、まったく追いついていけない。長年ジェンダー問題について取材・執筆・実践に取り組んできた著者は「多くの人が、『日本は男女格差が大きい』と実感せずに暮らしていることが、日本が変わっていかない一番大きな原因」と指摘する。

本書では2015年から2017年までの3年間で、女性活躍を最優先課題として本気で取り組んだ各国の女性リーダーの割合の変化を紹介。例えばカナダの閣僚の女性割合は30%から50%に、インドネシアの最高経営者は5%から30%に拡大している。政府や経済界が本気で取り組めば、わずか3年間で女性リーダーをここまで増やすことが可能なのだ。
虹色チェンジメーカー ~LGBTQ視点が職場と社会を変える~
著者 村木 真紀
出版 小学館
定価 860円
発行 2020年10月1日
いま知っておくべきダイバーシティの必読書。
近年、LGBTQに関する様々な取り組みが増えている。本書では、多くの企業で先進的な施策の推進を支援してきた認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」代表の著者が、職場・社会におけるLGBTQに関する施策の具体的な進め方、ノウハウを徹底解説。実際に有名企業が実践している事例も多数紹介する。
LGBTQの当事者は日常生活でどのような困難を感じ、どのような社会を共に生きていきたいと望んでいるのか――。
マスコミ・セクハラ白書
著者 WiMN(メディアで働く女性ネットワーク)編著
出版 文藝春秋
定価 1,600円
発行 2020年2月13日
「胸触っていい?」「抱きしめていい?」テレビ朝日の女性記者に対する財務省幹部のセクシュアルハラスメント事件は、世間に大きな衝撃を与えた。しかし、この記者を自分たちと重ね合わせた女性たちがいた。声なき声をすくいあげ、社会に届けるジャーナリズムに携わってきた多くの女性記者たち。彼女たち自身が声なき声の当事者だった。
事件をきっかけに、2018年春に「メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)」が発足。会員約30人の決意の告白、最近のセクハラ事件を取材した社会時評、そして主要メディアのセクハラ対策調査を、これからペンを持とうとする女性たちへ贈る。
ひとりひとりの「性」を大切にする社会へ
著者 遠藤 まめた
出版 新日本出版社
定価 1,500円
発行 2020年1月21日
「LGBT」や「ジェンダー」などの言葉が広がる昨今。私たちは、どれくらいその意味や実態を知っているでしょうか?「多様性」が問うているのは、実はマイノリティの尊厳だけではなく、他ならぬ私たち一人ひとりの生き方かもしれません。
誰もが自分らしく生きられる社会にするために、まずここから一緒に考えてみませんか?
LGBTとハラスメント
著者 神谷 悠一/松岡 宗嗣
出版 集英社
定価 820円
発行 2020年7月17日
「“知らなかった”と“知ってるつもり”が“知って良かった”に変わる、必読の一冊です」――小島慶子氏(エッセイスト)推薦!
いわゆる「パワーハラスメント防止法」が二〇一九年に成立し、あらゆる企業がLGBTに関するハラスメント対策をとり、プライバシー保護の対応を行うことが義務化された。
しかし、未だLGBTに関わる政治家の失言やネットでの炎上事例は後を絶たない。
本書では「よくある勘違い」を多くの実例をもとにパターン分けし、当事者との会話において必要な心構えを紹介。
また、職場における実務面での理解も促す構成となっている。
知っているようで知らない、LGBTの「新常識」がここにある。
「許せない」がやめられない ~SNSで蔓延する 「#怒りの快楽」依存症~
著者 坂爪 真吾
出版 徳間書店
定価 1,700円
発行 2020年7月2日
SNS上の怒りの声はなぜ当事者でない人まで自分の怒りと同一視させて、許せないという気持を蔓延させるのか。社会病巣を抉る。
その名を暴け ~#MeTooに火をつけた ジャーナリストたちの闘い~
著者 ジョディ・カンター/ミーガン・トゥーイー
出版 新潮社
定価 2,150円
発行 2020年7月30日
標的は成功を夢見る女性たち――映画界で「神」とも呼ばれた有名プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインは、長年、女優や女性従業員に権力を振りかざし、性的暴行を重ねてきた。自身の未来を人質にされ、秘密保持契約と巨額の示談金で口を封じられる被害者たち。沈黙の壁で閉ざされていた実態を、ふたりの女性記者が炙り出す!
東京貧困女子。
~彼女たちはなぜ躓いたのか~
著者 中村 敦彦
出版 東洋経済新報社
定価 1,500円
発行 2019年4月5日
貧困なんて他人事だと思ってた。奨学金という名の数百万円の借金に苦しむ女子大生風俗嬢、理不尽なパワハラ・セクハラで日常の職場で耐える派遣OL、民間企業よりもひどい真面目な女性ほど罠に嵌る官製貧困、明日の生活が見えない高学歴シングルマザー・・・
彼女たちが陥った、あなたのすぐそばに実在する「見えない貧困」の物語を少しでも知ってほしい。
LGBTヒストリーブック
~絶対に諦めなかった人々の100年の闘い~
著者 ジェローム・ポーレン
出版 サウザンブックス社
定価 2,600円
発行 2019年12月21日
ピンクの三角形、ラヴエンダー狩り、ストーンウォールの反乱、ハーヴィー・ミルクの暗殺、エイズ危機、ヘイトクライム、数々の裁判、同性婚の現実・・・。LGBTの権利を求めて闘った100年にわたる歴史は、一進一退を繰り返しながら、一歩ずつ一歩ずつ、時には劇的に、前へ前へと進められてきました。そこには、決して諦めることのなかった、有名無名を問わないたくさんの「ヒーローたち」の活躍がありました。
ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた
~あなたがあなたらしくいられるための29問~
著者 佐藤 文香監修
一橋大学社会学部 佐藤 文香ゼミ生一同著
出版 明石書店
定価 1,500円
発行 2019年6月21日
日常の中の素朴な疑問から性暴力被害者の自己責任論まで――「ジェンダー研究のゼミに所属している」学生たちが、そのことゆえに友人・知人から投げかけられたさまざまな「問い」に悩みつつ、それらに真っ正面から向き合った、真摯で誠実なQ&A集。
女性のいない民主主義
著者 前田健太郎
出版 岩波書店
定価 820円
発行 2019年9月
日本では男性に政治権力が集中している。何が女性を政治から締め出してきたのか。そもそも女性が極端に少ない日本の政治は,民主主義と呼べるのか。客観性や中立性をうたってきた政治学は,実は男性にとって重要な問題を扱う「男性の政治学」に過ぎなかったのではないか。気鋭の政治学者が,男性支配からの脱却を模索する。
僕が夫に出会うまで
著者 七崎 良輔
出版 文藝春秋
定価 1,300円
発行 2019年5月
大反響のウェブ連載、待望の書籍化!
2015年、築地本願寺ではじめての「同性結婚式」を挙げた本人が、その半生を実際に振り返った、愛と青春、涙と笑いのストーリー。
幼少期のいじめ、学生時代の初恋、失恋、抑えきれない嫉妬、そして友人、親へのカミングアウト──。
「普通じゃない」と言われ、人知れず苦しみつづけたセーラームーン好きの少年は、それでも懸命に自分と向き合い、明るく前のめりに光を求め、巡り会えたパートナーと、幸せを掴んだ。
その道のりは、誰もが共感しうる「青春の蹉跌」「人生の喜怒哀楽」に満ちている
科学の女性差別とたたかう
脳科学から人類の進化史まで
著者 アンジェラ・サイニー
出版 作品社
定価 2,400円
発行 2019年4月
「“女脳”は論理的ではなく感情的」「子育ては母親の仕事」「人類の繁栄は男のおかげ」……。
科学の世界においても、女性に対する偏見は歴史的に根強く存在してきた。
こうした既成概念に、気鋭の科学ジャーナリストが真っ向から挑む!
神経科学、心理学、医学、人類学、進化生物学などのさまざまな分野を駆け巡り、19世紀から現代までの科学史や最新の研究成果を徹底検証し、まったく新しい女性像を明らかにする。
自由で平等な社会を目指すための、新時代の科学ルポルタージュ
はじめて学ぶLGBT
~基礎からトレンドまで~
著者 石田 仁
出版 ナツメ社
定価 1,600円
発行 2019年1月
LGBTにまつわる基礎的な知識を、はじめて学ぶ人にも理解しやすいようにまとめた書籍です。
「性自認」「性的指向」といった基本的な用語解説のほか、カミングアウトや学校教育、当事者の健康、法律上の問題、自治体の取り組み、市民生活など、さまざまなアプローチからLGBTについて論じています

一覧へ戻る