ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

書籍紹介

お薦めする人権関係図書です。書籍紹介の「内容の概略」は出版社の紹介文を引用しています。

その他

ヘイトデモをとめた街
~川崎・桜本の人びと~
出版 現代思潮新社
定価 1,600円
発行 2016年9月
憎悪と差別が人を殺す時代…。「差別する自由」をいつまで許すのか。これは「表現の自由」の問題ではない。 在日コリアン集住地域として知られる川崎市桜本。民族差別の解消にとりくんできたこの地域に、「朝鮮人をたたき出せ」と叫ぶ差別団体の挑発的なヘイトデモがくりかえされてきた―
サッカーと愛国
著者 清 義明
出版 イースト・プレス
定価 1,500円
発行 2016年7月
スタジアムには日本人が知らない世界基準がある!サッカーはレイシズムとどう闘ってきたのか?木村元彦氏(ジャーナリスト)、激賞!「がんばれ!ニッポン」層が大きなマーケットとされるサッカー界において、ナショナリズムに抗い民族差別問題に正面から取り組んだライターはほとんどいない。その中で清義明は極めて稀有な存在である。本書は路上でもスタジアムでも全力でレイシストと闘って来た清が必然を以って著した、日本初のサッカー界からの反差別の書である
ハンセン病療養所に生きた女たち
著者 福西 征子
出版 昭和堂
定価 2,200円
発行 2016年7月
ハンセン病療養所に半生をささげた女性医師による、女性入所者たちへのインタビュー集。5人の女性が、生い立ちから入所に至った経緯、療養所での生活や人間関係、結婚、家族との関係、そして解放、晩年まで、生涯を語る
イレズミと日本人
著者 山本 芳美
出版 平凡社
定価 820円
発行 2016年6月
近年、その法的位置づけが問われるイレズミ。不良文化のイメージが先行するが、実際はどうか。日本人のイレズミをめぐる想像力の変遷を問い直し、今後の対応策を提言する
~自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする
~ はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック
著者 安藤 俊介
出版 ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価 1,500円
発行 2016年6月
怒ってしまうことが問題なのではない。問題は、それをコントロールできないことだ。6つの「怒り」タイプ別に、性格の特徴、怒り方の癖・改善トレーニング方法、上手なつきあい方を提示した日本初の書。野村證券、日本交通、スカイマークなどの大手企業、中央省庁、地方自治体が続々研修に導入!
~判例から読み解く~
職場のハラスメント実務対応Q&A
著者 小笠原六川国際総合法律事務所
出版 清文社
定価 2,200円
発行 2016年6月
職場で問題となる「マタハラ」「セクハラ」「パワハラ」に対する企業対応について、紛争化した判例を取り上げ、その留意点、課題、対処策などを解説
不自由な男たち
~その生きづらさは、どこから来るのか~
著者 小島 慶子/田中 俊之
出版 祥伝社
定価 820円
発行 2016年5月
男は不自由だ。子どもの頃から何かを成し遂げるべく競争するように育てられ、働くのが当たり前のように求められてきた。では、定年を迎えたら解放されるのか。否(いな)、「年収一千万の俺」「部長の俺」ではなくなったとき、「俺って何だったんだろう」と突然、喪失感と虚無感に襲われ、趣味の世界ですら、やおら競争を始めてしまうのだ。本書は、タレント、エッセイストとして活躍する小島慶子と、男性学の専門家・田中俊之が、さまざまなテーマで男の生きづらさについて議論する。男が変わることで、女も変わる。男女はコインの裏表(うらおもて)なのだ
孤高のハンセン病医師
~小笠原登「日記」を読む~
著者 藤野 豊
出版 六花出版
定価 1,800円
発行 2016年3月
「癩病は治癒する」「癩は強烈なる伝染病には非ず」―らい予防法廃止から20年、ハンセン病国家賠償訴訟熊本判決から15年。ハンセン病患者をことごとく療養所に収容しようとした癩予防法のもとで、自らの医学的知見にしたがい、絶対隔離の必要なし、と療養所外での自宅治療・通院治療を敢行した医師・小笠原登の「もうひとつのハンセン病治療」。その思想と実践を、遺された日記・諸資料を駆使して検証、実体に迫る
希望ふたたび
~阪神・淡路大震災で逝った息子のただ1通の手紙から~
著者 加藤 りつこ
出版 解放出版社
定価 1,500円
発行 2015年12月
息子(神戸大学法学部2年生、21歳)を震災で亡くしぼう然自失の日々を過ごした著者が、息子の残したただ1通の手紙がマスコミに取り上げられたことでさまざまな出会いを重ね、生きる望みを取り戻していくさまを綴る
職場のハラスメント
~適正な対応と実務~
著者 中井 智子
出版 労務行政
定価 3,600円
発行 2015年12月
・セクハラは、なぜ職場で問題となるのか
・パワハラは、なぜ違法だと評価されるのか
ハラスメントが原因で生じる問題と企業のリスクを、裁判事例をもとに分析。職場のハラスメントの問題にどのように向き合っていけばよいのか、トラブル時の対応や予防のための留意点を解説
「いま、どんなきもち?」実践のススメ
~伝え、感じ、かかわりあうために~
著者 沖本 和子
出版 解放出版社
定価 1,300円
発行 2015年12月
「いま、どんなきもち?」教材を使った保育所・幼稚園・小学校での実践をまとめた本。シールやカード、パペットやワークシートなどの事例紹介から、子どもたちが安心して多様な気持ちを表し、伝え、かかわる活動がよくわかる
典獄と934人のメロス
著者 坂本 敏夫
出版 講談社
定価 1,600円
発行 2015年12月
一瞬にして帝都を地獄に変えた関東大震災。横浜刑務所の強固な外塀は全壊、さらに直後に発生した大規模火災が迫ってきた。はからずも自由を得た囚人に与えられた時間は24時間! 帰還の約束を果たすため身代わりになった少女は、大火災と余震が襲い流言飛語が飛び交う治安騒擾の悪路40キロを走る・・・これは、刑務所長がまだ典獄とよばれていた時代、関東大震災の渦中に、究極の絆を結んだ人々の奇跡の物語である
「ことば・表現・差別」再考
編集 おとなの学び研究会
出版 解放出版社
定価 1,500円
発行 2015年11月
企業、行政、部落解放運動、教育、研究者など多様な立場から日頃、「ことば・表現・差別」について悩んでいることやすっきりとした正解を得られないことを出し合い、共に考える
~この1冊でポイントがわかる~
ダイバーシティの教科書
著者 前川 孝雄
猪俣 直紀
大手 正志
田岡 英明
出版 総合法令出版
定価 1,500円
発行 2015年11月
1億総活躍社会の実現に不可欠なダイバーシティがこの1冊でわかる!多くの企業ではこの「ダイバーシティ」に対する取り組みはまだ緒に就いたばかりであり、手軽な入門書がないというのが実情である。本書は日本型ダイバーシティの推進を掲げる著者が現時点での様々な企業の取り組みを紹介しつつ、これからダイバーシティを進める企業に様々な示唆を与えるダイバーシティの入門書。企業の経営者、人事担当者、現場のリーダーは必読!
いのちの証を見極める
編集 ハンセン病市民学会
出版 解放出版社
定価 1,800円
発行 2015年10月
ハンセン病にかかった人びとを官民挙げて「無らい県運動」と称してハンセン病療養所へ入れ、社会で生きることを許さず、被害は家族にまでも及んでいる。その差別・排除の歴史は、病気が治っていても社会問題として多くの課題を残しており、全面解決にはほど遠い現状のなか、日本のハンセン病政策を照射し、被害の回復に向けて取り組み、いのちの尊厳を訴える
ルポ 過労社会
~八時間労働は岩盤規制か~
著者 中澤 誠
出版 筑摩書房
定価 820円
発行 2015年8月
長時間労働が横行しているのに、さらなる規制緩和は必要なのか?「働きすぎの日本人」を取材し、雇用社会の暗部をリポートする
2050年 超高齢社会のコミュニティ構想
著者 若林 靖永
樋口 恵子
出版 岩波書店
定価 1,700円
発行 2015年8月
高齢化と少子化が進み、総人口が一億人を割り込むと予測される2050年の日本。そのとき地域社会の鍵を握るのは「元気な高齢者」だ。かれらを中心に、行政、NPOなどとも協力して、育児から介護、「終活」に至るまでの多様な問題に対処する仕組みをつくる―。超高齢社会日本において、住み慣れた地域の力を活用して暮らしていくための希望の処方箋
隔離の記憶
~ハンセン病といのちと希望と~
著者 高木 智子
出版 彩流社
定価 2,500円
発行 2015年7月
社会とのつながりが絶たれてきたハンセン病、隔離の施設。想像を絶するような絶望の人生を生き抜いた人たち。その、あまりにも力溢れる彼らの言葉と人生をていねいにつむいだルポルタージュ。時に励まされ、時に生きるヒントを得た著者は、彼らの心の豊かさと明るく生きる姿勢に焦点をあてた。逆風とかなしみを糧にしながらも、人生を前進させてきた 人々との出会いの物語。俳優・吉永小百合さんがハンセン病にかかわる理由も明かされている
※朝日新聞の好評連載「ニッポン人脈記~隔離の記憶」を大幅に加筆修正し単行本化
生きて帰ってきた男
~ある日本兵の戦争と戦後~
著者 小熊 英二
出版 岩波書店
定価 940円
発行 2015年6月
戦争とは、平和とは、戦後日本とは、いったい何だったのか。戦争体験は人々をどのように変えたのか。徴兵、過酷な収容所生活、経済成長と生活苦、平和運動への目覚め・・・とある一人のシベリア抑留者がたどった人生の軌跡が、それを浮き彫りにする。著者が自らの父・謙二の語りから描き出した、日本の20世紀
中高年ブラック派遣
~人材派遣業界の闇~
著者 中沢 彰吾
出版 講談社
定価 800円
発行 2015年4月
年収3,000万円を豪語する人材派遣会社の20代社員が、自分の親世代の中高年を時給数百円の日雇い派遣で酷使。「ほんとにおまえは馬鹿だな」「中高年は汚いからダメ」「てめえみてえなじじい、いらねえから」塩素ガスがたちこめる密室で6時間にわたって「イチゴのへた取り」、倉庫内で1日中カッターナイフをふるう「ダンボール箱の解体」・・・。いったい、これのどこが「労働者にとって有益な雇用形態」「特別なスキルを活かした熟練労働」なのか?労働者をモノ扱いする政府・厚労省の欺瞞を暴く!

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