ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

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マルハニチロ 働きがいのある職場風土の醸成をめざして

マルハニチログループは、10年後のありたい姿を定めた「長期経営ビジョン」を2018年3月に発表いたしました。
長期経営ビジョンでは、「グローバル領域で『マルハニチロブランド』の水産品、加工食品を生産販売する総合食品企業」をありたい姿として定め、また「持続的な企業価値の向上と持続可能な地球環境・社会づくりに貢献するサステナブルな企業グループ」となることを宣言。これらの具体化をめざして、中期経営計画「Innovation toward 2021」と「サステナビリティ中長期経営計画」を推進・実行しています。
サステナビリティ中長期経営計画の軸となる、経済・社会・環境の3つの価値を一体的に創造していくためには、国内外のグループ従業員が安全・安心な職場環境で新たな挑戦をし、イノベーションを起こしていくことが不可欠です。
そこで当社グループは2017年にダイバーシティ推進室を設置。2018年にはダイバーシティ&インクルージョン行動宣言を発表。女性の活躍推進など多様な人材が働きやすい職場環境づくりや、国際化に対応できるグローバル人財の育成などに取り組んでいます。
今回は、その一部をご紹介いたします。

風土改革の推進

「ダイバーシティ推進は経営としての責任であり使命」と捉え、取締役によるダイバーシティ推進に関する会議を開催。ダイバーシティ推進の重要性を再確認し、その思いを取締役全員で共有しました。
また、社内全体がダイバーシティな状態になるためには、従来型の男性中心のマネジメントから新しいスタイルに変革していく必要があると考え、管理職向けのダイバーシティマネジメント研修を始めとした、さまざまな施策に取り組んでいます。
ダイバーシティ&インクルージョン行動宣言
マルハニチログループは、価値創造を通じて成長し続ける企業グループであるために、社会の多様性を尊重する企業文化を作ることで、誰もが自らの強みを存分に発揮し、その能力を最大限に活かすことができる職場環境づくりに取り組んでまいります。

女性活躍の推進

すべての従業員にとって働きがいのある職場風土を醸成するためのステップとして、まずは「女性活躍」という言葉について会社と女性社員が共通の認識をもち、また女性視点で社内に浸透させたい想いを発信してもらうことを目的に、《ダイバー視点(シティ)フォーラム2019 ~Working Woman Session~》を2回開催しました。
働く上での本音や価値観、働きがいのある職場にするために自分たちができること、職場・家庭に期待することなど、自然な形で参加者の心の声を引き出し、更には立場や年齢が異なる女性社員同士が気負いなく発言できるよう、さまざまなツールや仕掛けを用いて実施しました。
フォーラムで共有した情報や参加者の想いと願いは、グラフィックレコーディングというイラストによる新しい形の議事録にすることで、参加者同士がその場で共有できただけでなく、オフィス内やイントラネットへの掲示により社内全体に発信することができ、今後の女性活躍推進のきっかけとなりました。

グラフィックレコーディングで作成した議事録の一部

フォーラム参加者集合写真

働き方改革の推進

業務改革、制度整備、環境整備を同時平行的に行っていくべく、IT推進による業務の効率化・合理化により業務改革や、在宅勤務のテスト導入、フレックス制度導入部署の拡大など柔軟な働き方を支援するための環境整備、制度整備に取り組んでいます。

2020.3掲載

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