ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

書籍紹介

お薦めする人権関係図書です。書籍紹介の「内容の概略」は出版社の紹介文を引用しています。

裁判の中の在日コリアン
~日本社会の人種主義・ヘイトを超えて~

著者 在日コリアン弁護士協会(LAZAK) (編者)
出版 現代人文社
定価 2,300円
発行 2022年3月20日

2008年に刊行された初版以降にあった事件を加筆、大幅増補改訂。さらに、「徴用工」「慰安婦」「日韓請求権協定」「名前(本名と通名)と国籍(帰化)」の問題についてのコラムも充実。
在日コリアンを当事者とした裁判や事件について、在日コリアンの弁護士や事件に携わってきた弁護士が、当事者の視点から執筆した。初版から14年、「多様性と協調」が謳われる時代とは裏腹に、在日コリアンをとりまく環境はますます厳しいものとなっている。2009年に起きた朝鮮学校を襲撃するヘイトクライム事件以後、在日コリアンの排斥を訴える過激なデモが全国各地で行われ、インターネットを中心に「ヘイトスピーチ」が氾濫、書店の店頭ですら目に留まりやすい場所に嫌韓本が並べられるようになった。2017年には、在日コリアンの弁護士も標的にされた「大量懲戒請求事件」が起きた。なぜ、在日コリアンをとりまく人権状況は、これほどまでに悪化してしまったのかーーー。

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