ろうと手話~やさしい日本語がひらく未来~
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著者 吉開 章
出版 筑摩書房
定価 1,500円
発行 2021年11月15日
「手話って、日本語を手で表現してるんですか?」「ろう者なら、みんな手話を使えるんですよね」
これはどちらも誤解です。手話は日本語とは別の言語であり、ろう教育においては長く手話が禁じられてきました。筑摩選書『ろうと手話──やさしい日本語がひらく未来』では、聴覚障害で生きづらさを感じている人たちの事情や歴史を伝え、手話にも対応する社会の実現を呼びかけています。
実際のところ、この社会で手話で生きることには、どのような困難があるのでしょうか。その困難を取り除くには、どうしたらいいのでしょうか。ろう者であり、社会におけるコミュニケーションの障害を取り除く活動に取り組んでいる伊藤芳浩さんと、本書の著者の吉開章さんに語り合っていただきました。