ひろげよう人権|東京人権啓発企業連絡会

書籍紹介

お薦めする人権関係図書です。書籍紹介の「内容の概略」は出版社の紹介文を引用しています。

外国人

ルポ 思想としての朝鮮籍
著者 中村 一成
出版 岩波書店
定価 2,000円
発行 2017年1月
イデオロギーではなく今なお譲れない一線(=思想)として「朝鮮籍」を生きる。高史明、朴鐘鳴、鄭仁、朴正恵、李実根、金石範―在日にとって特に苛烈だった40~60年代を含め、時代を駆け抜けてきた「歴史の生き証人」たちの壮絶な人生とその思想を、ロング・インタビューをもとにルポ形式で克明に抉りだす。在日から照射する「戦後70年史」
在日二世の記憶
編集 小熊 英二
髙 賛侑
高 秀美
出版 集英社
定価 1,600円
発行 2016年11月
「一世」以上に劇的な運命と、アイデンティティをめぐる困難な問いに翻弄された「二世」たちは、「戦後/解放後」の時空を、各分野のパイオニアとして、逞しく生き抜いてきた。3,000本以上のヒットを量産した天才打者、哲学者、実業家、医師、社会運動家、ミュージシャン、僧侶、伝統工芸職人、格闘家、劇団員、マジシャン、映画人。「在日コリアンの声を記録する会」がまとめ上げた50人のライフ・ヒストリーは、いずれも深い感動を呼び起こす。足掛け13年にわたって完成した、近現代史の第一級史料
カワサキ・キッド
著者 東山 紀之
出版 朝日新聞出版
定価 660円
発行 2015年8月
川崎のコリアン・タウンで、貧しくも懸命に生きていた少年時代─。初めて語る生い立ち、初恋、ジャニーズでの生活、運命の出会いと別れ、父性の芽生えなど、秘話満載の自伝的エッセイ。「ヒガシ」ありのままのモノローグ
ヘイトスピーチ
~「愛国者」たちの憎悪と暴力~
著者 安田 浩一
出版 文藝春秋
定価 800円
発行 2015年5月
在特会問題を取材しつづけ、2012年には『ネットと愛国』で講談社ノンフィクション賞を受賞した実力派ジャーナリストによる、「ヘイトスピーチ」問題の決定版!
ひとかどの父へ
著者 深沢 潮
出版 朝日新聞出版
定価 1,800円
発行 2015年4月
大学を卒業した朋美にとって父親の記憶はおぼろだ。父の膝の上に抱かれた記憶、煙草の匂い、顎にある大きなほくろ。活動家で、理想の世界実現に燃えていた、立派な男―まだ見ぬ父を思うたびに切なくなる。ところが、実業家の母である清子が衆議院議員に立候補した折、夫が在日朝鮮人であったことが報道され、朋美はその事実に衝撃を受ける。なぜ母はそれを黙っていたのか。不安と怒り、拒絶、落胆・・・複雑な感情が渦巻く。崩れていく理想像。父親の正体はいったい誰だったのか。自身のアイデンティティと向き合うために、朋美は父親の足跡を辿る。一方、日本人である母親と父との出会いにも、秘められたドラマがあった・・・。母子三代にわたる在日の家族を描く、感動の物語
境界の民
~難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々~
著者 安田 峰俊
出版 KADOKAWA
定価 1,700円
発行 2015年3月
話題作『和僑』から2年。国民国家の「エラー」にされた民を追う濃厚ルポ!なぜ女子大生は「無国籍者」となったのか?なぜ軍閥高官の孫は夜の街の住人となったのか?国家という枠組みを取り払った場所で生きる人たちが、本当に大切にしているものは何か。彼らから見た日本とは―
#鶴橋安寧
~アンチ・ヘイト・クロニクル~
著者 李 信恵
出版 影書房
定価 1,700円
発行 2015年1月
本書は、底知れぬ憎悪をむき出しにし、ヘイトスピーチを撒き散らす差別扇動者たちに応戦しつつ、「心を殺され」ながらもカウンター活動に、京都朝鮮学校襲撃事件の裁判傍聴に、そして「在特会」会長等を訴える民事裁判提訴(14年8月)へと疾駆してきた著者の、およそ2年わたる活動記録に、家族や人、街にまつわる「在日の歴史」を重ね綴った初の単行本

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