ピストルと荊冠
〜<被差別>と<暴力>で大阪を背負った男・小西邦彦〜
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著者 角岡 伸彦
出版 講談社
定価 1,575円
発行 2012年10月ヤクザと部落解放運動活動家の二束のわらじをはき、莫大な富と権力を握った男・小西邦彦。晩年「飛鳥会事件」で逮捕され失意の中この世を去った。その力は行政、警察、税務署、財界にまで及び権勢を振るった。約40年間、解放同盟支部長の職にあったが、次第に人生の目的は福祉事業へと変わり、老人ホームや保育園経営に邁進する。それは解放運動関係者の不祥事が続き、運動衰退の時期となぜか重なった。人生の「貧困と清濁」を体現した男の波乱万丈の生涯を描く。講談社ノンフィクション賞受賞第一作。