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レッツトライ

「同和問題」理解度チェック(その2)

解説編

問6.すべての申請者に、戸籍謄(抄)本は交付される・・・? 正解:NO

 戸籍法では、以前は戸籍の公開が原則とされていたため、他人の戸籍簿を閲覧したり、戸籍謄(抄)本を取るなど、結婚や就職の際の身元調査に悪用されることがありました。
 そこで、1968(昭和43)年、法務省は通達により壬申戸籍の閲覧を禁止し、1976(昭和51)年には、人権擁護の立場から戸籍法を改正して、閲覧制度を廃止するとともに、戸籍謄(抄)本を請求する場合は、使いみちを明らかにさせるなどの公開制限を行いました。
 2007(平成19)年には、戸籍の謄(抄)本や住民票の写し等の交付について、「何人でも請求できる」制度の見直しが行われ、交付請求できる場合を制限するとともに、請求者の本人確認を行うなど、個人情報保護の観点から戸籍法及び住民基本台帳法が改正されました。
<明るい社会をめざして>

問7.「禁句集」の勉強が最も大切・・・? 正解:NO

 その表現がなぜ差別語となるのかを理解しなければ、その表現を使わなければよい、やむなく使うときは言い換えれば良い、という考えになってしまいます。差別表現を避けるために別の表現に置き換えても、その表現自体が、相手を見下げたり蔑視する内容であれば、やはり差別表現です。
 差別の解消には、差別の本質を理解することが、最も大切なことです。
<部落問題事典>

問8.放っておけば自然に解消する・・・? 正解:NO

 同和地区出身であることが明らかにされることによって、自由や権利が侵害される恐れがあるので、「寝た子を起こさないで欲しい」という考えや、同和問題は社会の進化にともなって、自然に解消するのではないか、という考え方もあります。こうした考え方は、部落差別の解消につながらないばかりか、人権意識を自覚することなく、かえって差別を助長するような結果を招くことにもなります。
 差別は、日本の社会の仕組みの中や、自分たちの身辺にも、さまざまな形で存在し、関係しあっていることを認識し、解消に向けて努力することが望まれます。
<とうきょう広報1998・Q&A 同和問題の基礎知識>

問9.差別された人びとは、日本の民衆芸能や文化に大きな功績・・・? 正解:YES

 日本の民衆の間で創り上げられた芸能の起こりをふりかえってみるときに、散所、河原者といわれ、賎視された人たちが担ってきた部分が大きかった点に注目する必要があります。彼らは、大変過酷な取締りと、差別、賎視の中で、芸を磨き、今日の伝統文化の基礎を築いてきたといえます。
<「企業と人権」ハンドブック・とうきょう広報1998>

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