私たちは企業の立場から人権の輪をひろげるため、人権に関するさまざまな情報を発信しています。

レッツトライ

ひろがる人権問題<シリーズ1>「環境問題」

私たちの日々の暮しは地球環境に支えられています。私たちの生存の権利=人権を守っていくためには、地球環境の維持・改善が不可欠なのです。

(1)環境への責任

1960年代以降、高度経済成長に伴って、企業による公害が発生し大きな社会問題になりました。その反省の上に立って、公害対策基本法などの法律の施行や公害防止に向けた各企業の取り組みも進んできました。
今、問題となっている環境破壊は、これまでの局地的な公害とは異なり、地球規模での広がりが大きな特徴です。しかも、大気中に放出された二酸化炭素が50年から100年間は存在し続けるなど、その影響が数十年から数百年にも及び、原因を除去するのに長い年月がかかるといった特徴を持っています。
これは、豊かな暮らしのための経済活動や私たちの毎日の消費生活、つまり人間の活動が拡大し、高度になり、環境そのものを破壊するまでになったからなのです。
 1992年、ブラジルのリオデジャネイロの「環境と開発に関する国連会議」(通称「地球サミット」)以降、環境改善のための途上国へ資金と技術の供与など、環境問題への取り組みが注目を集めていますが、一方で南北問題との絡みで各国の利害が対立するなど、この問題がいかに複雑なのもであるのかも明らかになりました。
しかし、南北いずれかを問わず、環境問題を抜きにしてこのまま経済成長を続ければ、やがてこの地球に人類が住めなくなる可能性も出てきています。

(2)環境保護への取り組み

自然は元来、人間の活動から発生する不要物や汚染物質を受け入れ、浄化する機能を持っています。ところが、この機能が作用しなくなってきました。
私たちを取り巻く地球の環境は、空気、水、土や動植物、微生物などが互いにリンクし、バランスを保ちながら、微妙な系をなして形成されており、その「生態系」が崩れてきました。一方で先進国が大量の資源の使い捨てや過度のエネルギー使用を抑え、途上国が環境破壊などの悪循環を断ち切ることで、将来の世代が生存していける地球環境をつくっていく活動が重要視されています。進行している主な環境破壊として(1)地球の温暖化(2)オゾン層の破壊(3)酸性雨(4)海洋汚染(5)生物の多様性の減少(6)森林の減少(7)砂漠化(8)開発途上国の公害などがあります。
今、世界規模で環境管理の具体化が求められています。
企業には、水質、大気、土壌など地球環境へ、また、製品・サービスに関して配慮する環境方針を定めることが必要です。また、遵法を含めてそうした方針を実践する行動目標や、推進するための組織、管理システム、及び、システムが機能していることを確認するための監査体制を組むことが責務となっております。
同時に、地球で生活を営む私たちには、消費者として積極的に環境配慮型製品やサービスを選択することを通して、また、社会の一員として、リサイクル社会を実現するための体制づくりに協力することによって、持続可能な社会を構築していくことが大切になってきているのです。

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