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くらし

11月19日は「世界トイレの日」

 国連総会は2013年7月、トイレにかかわる問題への人々の意識を高め、問題解決に向けた国際社会の取り組みを加速させるため、11月19日を「世界トイレの日(World Toilet Day)」に定めました。

 世界の人口約69億人のうち3分の1以上にあたる25億人が、いまなおトイレが使えません。道ばたや草むらなど、屋外で用を足す人々が11億人います。屋外排泄をすることによって、排泄物に含まれる病原菌が人の手やはえなどの虫、川、地面などを介して人の口に入り、下痢やかぜなどの病気をひきおこします。その結果、免疫力の弱い子どもたちは下痢を発症し、1日に1,600人もが命を落としています。

 誰でもトイレをしている姿は、人には見られたくないものです。学校にまともなトイレが備われば、女子の就学者は11%増加すると言われ、教育にも大きな影響を及ぼしています。清潔なトイレで人目に触れず、安心して用を足せる環境づくりが、一人ひとりの尊厳を守ることにつながります。

 また、トイレの不足と不衛生な水により、途上国では年間2,600億ドルの経済損失が生じていると言われています。国連は、トイレというタブーを破り、衛生施設の普及を世界的な開発優先課題に据えなければないと訴えています。

国連ミレミアム開発目標(MDGs)では、改善されたトイレ(注1)が使えない人の割合を、1990年時点の51%から達成期限である2015年までに25%に削減する(注2)ことが掲げられています。しかし、1990年以降、およそ19億人の人がトイレを使えるようになったにもかかわらず、2011年時点でトイレが使える人の割合は64%であり、残り39%(約25億人)はトイレが使えません。

(注1)改善されたトイレとは、排泄物に触れることなく衛生的に処理されるトイレを指します。

(注2)MDGsでは、他に次の2項目の関連目標があります。
・2025年までに、全世界で屋外排泄を根絶する

 初の「世界トイレの日(World Toilet Day)」を迎えての国際連合・潘基文事務総長メッセージは次の通りです。

○国連広報センター
 http://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/5549/

2014.1掲載



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