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くらし

身近な人権に関する法律 (No.3)/身体障害者補助犬法

1.補助犬とは

身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬及び聴導犬をいいます。

イメージ『盲導犬』とは、道路交通法の政令で定める盲導犬であり、指定法人の認定を受けている犬のことをいいます。

『介助犬』とは、肢体不自由により日常生活に著しい支障がある身体障害者のために、物の拾い上げ及び運搬、着脱衣の補助、体位の変更、起立及び歩行の際の支持、扉の開閉、スイッチの操作、緊急の場合における救助の要請その他の肢体不自由を補う補助を行う犬であって、指定法人の認定を受けている犬のことをいいます。

『聴導犬』とは、聴覚障害により日常生活に著しい支障がある身体障害者のために、ブザー音、電話の呼出音、その者を呼ぶ声、危険を意味する音等を聞き分け、その者に必要な情報を伝え、及び必要に応じ音源への誘導を行う犬であって、指定法人の認定を受けている犬のことをいいます。


2.では、「どんな法律」なの→2002年10月 施行

指定法人により能力を認定された補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)については、国等が管理する施設・公共交通機関をはじめ不特定かつ多数の者が利用する施設への同伴が認められ、受入れ側としてはこれを拒否できなくなった法律です。

ただし、不特定かつ多数の者が利用する施設については、2003年10月からの施行となりました。

これにより、補助犬を利用する身体障害者の施設利用を円滑にし、身体障害者の自立や社会参加の促進に寄与することが期待できます。


3.現状はどうだろう

従来から道路交通法により「盲導犬」については、訓練を受けていれば、国等が管理する施設・公共交通機関・国民宿舎・旅館・飲食店・国立病院等での同伴が認められていましたが、未だに「盲導犬」同伴の視覚障害者がこれらの施設利用を断られることが見受けられるようです。今回の「身体障害者補助犬法」により、盲導犬はもとより、介助犬・聴導犬の同伴に対して、受入れが拒否できなくなりました。

2002年3月現在の補助犬の数は、
● 盲導犬 895頭 ● 介助犬 26頭 ● 聴導犬 19頭 です。

盲導犬に比べ、介助犬と聴導犬の数が非常に少ない状況です。
そうした中、2003年7月31日に全国で初めて、「身体障害者補助犬法」に基く「介助犬」が2頭認定されました。更なる「補助犬」の育成により認定頭数が増えることを期待したいものです。


4.私たちはどのような視点でとらえたらよいのかな

盲導犬は、一般的に知名度が高く、視覚障害者のパートナーとして、テレビドラマに登場したり、ホームページにも紹介があり、比較的理解しやすい状況です。

『補助犬同伴可』しかしながら、介助犬や聴導犬については、頭数もまだまだ少ないため知名度を上げるためにも、国・地方自治体・地域を上げて積極的な広報活動をする必要があるのではないでしょうか!
(施設等の出入り口に『補助犬同伴可』のステッカーを表示しているところもあります)

そして、私たち一人ひとりが「補助犬」は、障害を持つ人にとっては、生活全般において心の支えとなる「大切な家族の一員」であるということを理解し、接することが必要です。

さあ、家族で「身体障害者補助犬法」について様々な視点で話し合ってみませんか。
(補助犬の理解・出会った時どうする?等について)


参考文献:有馬 もと著「身体障害者補助犬法を知っていますか?」
大月書店 2003年6月


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