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会員のCSR

三越伊勢丹 特例子会社「三越伊勢丹ソレイユ」 障がい者の優れた能力を活かして本業の業務効率と業績向上に貢献しています

平成26年度ダイバーシティ経営企業100選に選出

 この取り組みが評価され、「平成26年度ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)に、選出されました。

 そこで、雇用の多様性を具現化する代表例として、特例子会社「三越伊勢丹ソレイユ」をご紹介します。

優れた能力で付帯業務を支援

 親会社である百貨店では、店頭の接客販売サービス以外に、ギフト用のリボンやシールをつくる、ギフトパッケージを組み立てる、伝票にスタンプを押すなどの多種多様な「販売付帯業務」が発生します。これらの業務を、限られた営業時間とお買場(売場)の作業環境の中で、丁寧に実施していくことは容易ではありません。この業務の部分を切り出して、障がい者が担っています。

 「障がい者」という表現には、弱者を想像させるネガティブなイメージがあるのか、当初、店頭の従業員からは、「本当にうまくできるのだろうか」と半信半疑の反応が返ってきました。しかし、障がい者は、同じ作業を反復し、粘り強く精緻に仕上げることには、圧倒的に優れた能力を持っています。美しく正確な業務は社内で認知され、現在約100種類の付帯業務を支援しています。

 また、この業務を店頭業務から切り出すことで、店頭にとっては、1カ月約6,000時間相当の販売付帯業務削減となり、その分を接客時間拡大に繋げられる大切な販売支援戦略となっています。

 障がい者自身も、直接お客さまに接することはなくても、店頭で必要不可欠な業務をすることで、働くモチベーション向上につながり「企業の一員である」という帰属意識が生まれています。

配慮はするが特別扱いはしない、人材教育

 三越伊勢丹ソレイユの落合センターには、64人の障がい者と7人の指導スタッフがいます。(2015年4月)

 障がい者の約9割は重度ですが、普通に接し、色々なことのできるオールラウンドプレーヤーの育成をめざしています。一般的に障がい者は多種類の業務をこなすのは苦手と言われていますが、季節ごとの仕事の変化や急に休まれても対応できるように、得手不得手に関わらず、実務教育を中心に、地道に指導しています。

 日々の業務は、ローテーションが組まれ、その日に何をするかは、朝知らされますが、自閉傾向の強い人でも急な仕事の変更に動揺することなく、対応しています。

 こうしたさまざまな作業を経験することが、仕事を覚える喜びにつながっており、難易度の高い業務は自宅で練習してくる意欲的な従業員もいます。

ワークシェアリングの考え方で雇用を促進

 障がい者一人ひとりの優れた能力を理解し、本業に直結する業務をワークシェアリングすることで、業績向上に貢献し、且つ、障がい者自身の働くやりがいのために、継続的に雇用を促進発展させてきました。

 今後も、三越伊勢丹グループは、障害の有無に関わらず、従業員一人ひとりが個人として尊重され、働くことに夢と誇りを感じられる環境づくりに取り組み、インクルーシブな社会づくりに貢献してまいります。

http://www.imhds.co.jp/csr/2015/effort/labor_practices/diversity.html
設立:2004年9月 (株)伊勢丹ソレイユ
   2011年3月 統合により(株)三越伊勢丹ソレイユに社名変更
障がい者雇用率:(株)三越伊勢丹 2.21%(2015年6月)

2016.5掲載

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