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世界遺産の高野山で「部落解放・人権夏期講座」を開催


 毎年8月は「部落解放・人権夏期講座」が開催され、高野山は“人権”の総本山となります。今年は18日から20日の3日間開催され、参加者は2,000名を超えました。世界遺産に登録された標高1,000メートルの高野山は、千年の歴史と自然の空間の中で、秋の気配を身体いっぱいに感じる最高の学習環境でした。
 同和問題・人権問題の基本的な課題に加えて今後を見つめる諸課題について、経験豊富な講師から学習し、更には宿舎での討論など他では得られない交流を深められるのも、この講座の大きな特長でした。


知っていますか?「世界遺産登録と女人禁制」
 高野山、吉野・大峰、熊野の三霊場と、それらを結ぶ熊野古道、大峰奥駈道(おくがけみち)などが「紀伊山地の霊場と参詣道」として、2004年7月に世界遺産へ登録されました。
 その総面積は約500ha、参詣道の総延長は約300kmにも及び、そこには貴重な数々の文化遺産や素晴らしい自然が残されています。ぜひ、多くの人に信仰の力を感じ取ってもらったり、あるいは観光として訪れてもらいたい、お勧めの場所です。
 ところが、この地域の中で大峰山寺を中心に東西10km、東西24kmの範囲が女人禁制(女性の立入り禁止)の区域となっています。これは、女性は「不浄なもの」「けがれているもの」と考える宗教観から来たものといわれています。かつて、大峰山は修行の山として男性修行者しか入山できませんでした。現在では観光やハイキングなど男性なら誰でも入山できます。でも女性の入山は許されていません。
 世界遺産に登録され、今後、外国からの観光客も増えていくなか、いろいろな国の人が訪れる場所に女人禁制の区域が存在することは「女性への差別を認める」ことになるとの考えから、抗議の声が挙がっています。




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