基礎知識

「精神薄弱」を改め「知的障害」に

 「精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律」が平成10年

9月18日に成立し、平成11年4月1日から施行されました。

 それに伴い、精神薄弱者福祉法、障害者基本法など32の法律において用いられ

ていた「精神薄弱」という用語が「知的障害」に改められました。


■関係する32の法律は、

 ◯官報第2474号(H10.9.28) 又は、

 ◯ http://www.gotecom.co.jp/news/101225402.htm をご覧ください。



◇◇◇   参考   ◇◇◇



                  [「厚生省障害保険福祉部」資料より]

1. 経緯

  平成5年11月    保護者や施設などの関係団体から、「精神薄弱」に

            替わる用語として「知的障害」を用いるべき、との

            意見要望。

  平成7年12月    障害者プランにおいて、「保護者団体その他関係者

            の意見 を踏まえ、見直しを行う」こととされた。

  平成9年4月     関係医学団体より、法令用語として「知的障害」を

            用いることは差し支えない旨確認。

  平成10年9月    衆、参議院本義会で全会一致で可決・成立

  平成10年9月28日  公布(平成10年法律第110号)

  平成11年4月1日   施行

2. 「精神薄弱」という用語の問題点

  (1)本来、知的側面における障害に関する用語であるにもかかわらず、人格

    全般に問題を有するかのような響きがあることが指摘されている。

  (2)「薄弱」という文言は否定的なニュアンスが強く、中立的に障害の状態

    を表すべき用語としては不適当と指摘されていてる。

  (3)「精神薄弱」はかつては欧米で使われていた言葉の直訳であるが、これ

    は既に使用されていない。

     [現在、国際的には“interllectual disability”(「知的な障害」)]

    が広く使用されている。

3. 「知的障害」について

  (1)障害者の人格を否定する響きを持たずに、障害の状態を中立的に表現で

     きるものとして、関係団体は「知的障害」に見直すべき旨要望。

  (2)新聞、テレビなどにおいても既に「知的障害」が普及・定着。




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