基礎知識


セクシュアルハラスメント 

 近年、女性の社会進出に伴い、人間の尊厳と社会的地位向上の観点から、とり

わけ職場で発生する問題として、セクシュアル・ハラスメントがクローズアップ

されるようになりました。

 これは、男女間の意識の差やコミュニケーション・ギャップ等から生ずる問題

として捉えることができます。又、人権にかかわる問題として捉えることが必要

です。


セクシュアル・ハラスメントの概念

相手方の意に反した、性的な性質の言動を行い、それに対する対応によって仕事

をする上で一定の不利益を与えたり、またはそれを繰り返すことによって就業環

境を著しく悪化させること。


 対価型と環境型の2つに分類できる


 ●  対価型

   権限を持つ上司からの性的な要求を拒否したため、解雇や昇進差別等の不

   利益が生じた場合

 ●  環境型

   明白には具体的、経済的な不利益は伴わないものの、それを繰り返す事に

   より、就業環境を著しく不快なものとし、個人の職業能力の発揮に深刻な

   悪影響を及ぼす場合。

性的な性質の言動 例

 ●  直接相手に向けられるもの

  ・性にかかわる発言  ・しつこい交際の誘い  ・性的関係の強要

  ・身体に触れる

 ●  間接的に相手に向けられるもの

  ・性的なうわさを流す

 ●   不特定多数に向けられるもの

  ・多くの人の目につくところにヌードポスター等を貼る

セクシュアル・ハラスメントをなくすために

 ・男性の女性に対する仕事のパートナーとしての意識の向上

  共に職場で働く相手が、女性であるまえに一人の人間であるという認識が

  必要です。

 ・男女のコミュニケーションギャップをなくすこと

  男性がジョークのつもりでも、女性が不快な思いをする言動はたくさんあ

  ります。個々人の受け取り方に違いがあることを認識して、コミュニケー

  ションを図ることが大事です。

   女性がその行為を不快と思う場合は、はっきりとした意思表示を行い、

  毅然とした態度をとることが必要です。

 ・セクシュアル・ハラスメントはその発生を未然に防ぐことが最も重要

  企業方針の確立とさらには各種研修の実施等により、管理職や男性の意識

  および認識の啓発をはかる。

 ・問題解決のための体制等の整備をはかる。

【 参考及び引用文献 】

 ・労働省婦人局作成パンフレットNO 87「女性の能力発揮のために」

挿絵


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