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■同和問題とは
●「いわゆる同和問題とは、日本社会の歴史的発展の過程において形成された身分
階層構造に基づく差別により、日本国民の一部の集団が経済的・社会的・文化的に
低位の状態におかれ、現代社会においてもなお著しく基本的人権を侵害され、
とくに近代社会の原理として何人にも保障されている市民的権利と自由を
完全に保障されていないという、最も深刻にして重大な社会問題である。」
(1965年「同和対策審議会答申」より)
●同和問題(部落問題)は、封建社会の身分制度に起因する差別が、制度の廃止に
もかかわらず、現在に至るまでさまざまなかたちであらわれているという、日本の
社会構造に根ざす社会問題です。
人間は、自分の意思で生まれるところを選ぶことは出来ません。にもかかわらず
被差別部落出身という理由でさまざまな差別を受け、基本的人権を侵害されている
のです。これが部落差別です。
被差別部落の人々に対する差別は、1871(明治4)年の「解放令」によって
制度が廃止された後も、日本の「近代化」の過程での社会の矛盾や不合理と結びつ
いてさまざまな形で存続し、再生産されてきました。
平等権をはじめとする基本的人権を保障した日本国憲法のもとにおいてもなお、
身元調査で出身を調べ就職を断ったり、結婚に反対したりするなどの例があとを絶
ちません。(「とうきょう広報 1995増刊号」より)
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