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4年前、息子が高校を卒業した時に、母子家庭だった私を支えていただいた地域の皆さんに少しでもお返しがしたいと思い「虐待死をまぬがれて」という冊子を出版し無料配布しました。
当時は現在ほどイジメによる自殺や親殺し、子殺しが多くなかったのですが、今日では連日ニュースやさまざまな報道番組で頻繁に「虐待死」という言葉を聞くようになっています。
特に実の親による幼児や児童の虐待死事件が多発するようになっていて、私は何度も繰り返し起こる事件の報道に、いつも何かしらの違和感とストレスを感じていました。
そこには報道する側の「虐待」に対する認識の違いを感じたからです。
虐待する親が全面的に悪く、まるで悪魔のように非難される社会、果たして本当にそうなのだろうか? と私は強い疑問を感じたからです。
なぜならば私こそが被虐者であり、息子に対しては母子家庭という苛酷な現実の中で加虐者でもあったからです。
では虐待死事件を起こす親と、私との違いはなんだったのでしょうか? それは「気づき」と、実の親に対する「反発」、「私はあなたたちとは違う」という強い連鎖拒否でした。
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