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「IT時代におけることば・表現と人権感覚」は、後で見るように「21世紀における〜」と置き換えたにしてもほぼ同じことになると思われる。しかし、IT革命は18世紀の産業革命に匹敵するという意見もあり、やはりこの辺から話を進めていくことにしたいのだが、その前に話の中心「ことば・表現と人権感覚」を考えるための練習問題を出しておきたい。この問題がIT革命あるいは21世紀の人権問題とどのような関連があるかを、まず検討していただければと思う。 問題一(人権感覚) |
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問題二(差別性の判断) 記事A 2000年8月5日 毎日新聞 |
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問題三(人権感覚、差別性の判断) |
| ●IT革命と不安 昨今、何もかもITばやりである。このITによって米国経済の好況が支えられ、欧州も力強い。先の沖縄サミットにおいてITが真正面から取り上げられ、さらなるグローバル化が一段と促進されることは疑いのないことだ。 しかし、これを前にして、なんとなく不安感を持つのは筆者一人だけであろうか。ITを否定するのではない。確かにITは21世紀の社会、経済に対し革命的変化をもたらすものであろう。またヒトゲノム解明と同じようにコンピュータをはじめ先端科学技術の高度活用の必然的結果でもある。後戻りできるものではない。にもかかわらず懐く不安感は、一つにはIT革命といわれるものが経済的側面についてのみ語られているからではないだろうか。さらにこれにつながるのであるが、IT革命のもたらす影の部分が見えていないことからくるのではないだろうか。 「人々が潜在能力を発揮し希望を実現する可能性を高める社会に向け、民主主義の強化、統治の透明性、説明責任の向上などのためにITの潜在力を十分に実現するよう努めなければならない」 「競争と革新を促す政策・規制の環境強化、経済面・金融面での安定確保など政府はリーダーシップを発揮する」 上記は、沖縄サミットにおいて採択された「IT憲章」の一部である。(7月23日毎日新聞) すでに国際的に合意された内容が多いとはいえ、IT革命が経済的側面へのインパクトのみならず政治、社会生活一般、文化等あらゆる領域に変革をもたらすものであることが認識されている。特にわが国においては、他の先進諸国にくらべIT化が遅れていたことを考えるとこの採択は一定の意義があり、今後あらゆる分野でその促進が図られるに違いない。 しかしながらよく見ると、経済的側面が中心であることがわかるのである。(表 1) |
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また影の部分についても、すでにいわれている「犯罪のない安全なサイバー空間を強化するための国際協調」と国内外の情報格差すなわち「デジタルデバイド」の解消が謳われているにすぎない。 ITが必然であると考えるとき、ITは何をもたらすのであろうか。一人ひとりの毎日がより楽しく自由に伸び伸びとした生活であるよう貢献してほしいものだ。これを探る手立てとして一つの実験例をご紹介しよう。 |