人の値打ち

 正しいことを正しく知るということは極めて大切なことです。正しいこ

とを正しく知ろうという人が、この日本の中でまだ一部の人にすぎないと

いう現実が、未だに同和地区への偏見を引きずって今日まで生きているの

です。間違った歴史を私たちは踏んできたということを、きちんと教える

ことが必要です。

 人間というものは、みんな同じ命の重さを持って、生まれてきます。

 これまでの人生をどう生きてきたかということ、これからどう生きよう

としているのか、自分の人生を社会のどんな所に役立てて生きているのか、

自分の人格をさらに高めようと、どう努力しているのか。生まれてきた場

所が、その人の値打ちではありません。肩書や学歴や年収が、その人の値

打ちではないのです。基本的人権のすべてを否定されてきた人たちを、踏

みつけてきた私たちの歴史があります。それを直視し、ただすことで、理

想的な人間社会を作っていこう、というのが同和教育なのです。「どんな

人でも大切にされなければならない。」このことを学ぶことが、同和教育

の基本なのです。


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