私たちのテーマ人権
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挿絵  今私たちがたぶん、人権とか愛とか命と反対に

あるものとして考えられるイメージとしては差別

でしょうが、その前に一番反対にあるのは、よく

あることですが、無関心かもしれません。

 ユダヤ人の作家エリ・ヴィーゼルがいっていました。愛の反対は憎しみ

ではない、愛の反対は無関心だ。平和の反対は戦争ではない、平和の反対

は平和と戦争に対する無関心である。彼はアウシュビィッツで九死に一生

を得て生きのびることができた作家です。

 さらに、愛、人権、命というふうに考えた時、もう一つ私たちが今すぐ

取り組まなければならない、あるいは取り組みたいといった方がいいかも

しれませんが、四つのテーマ、これは世界共通です。

 一つはracismと呼ばれる人種差別。先程も触れましたが私たちの

国の中にもあるます。それから一つは、sexism、性差別。決して女

の権利だけを拡張しようといっているのではなく、女が女であることで不

利益を感じる社会は、全くワンセットで男にとっても、男のくせにという

挿絵 あの実にいやなイメージがついて回る社会であ

る。女が女であることで抑圧を感じる社会は、男

性もまた男性であるがゆえに、ある抑圧を背負わ

ざるを得ない社会であるというふうにいえるでし

ょう。三番目としてはagism、年齢差別ということ。そして、四番目

がちょっと聞き慣れない言葉かもしれません。ablism、ビーエイブ

ル、何々ができる、ablismというのは「健常な」人間中心主義。こ

ういったものと向い合ったとき、何かがもう一つ見えてくるよというのが

一つのテーマであり、これは海外でシンポジウムをやっても必ず、各国か

ら出てくる共通のテーマであります。


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