|
![]()
人権、人間の尊厳という言葉の意味が、私たちには本当にわかっている のでしょうか。 今私は、人間の尊さとは、人が自分の人生、自分の存在の仕方を自分で そしてその選択の責任を自分で毅然と背負う 覚悟を持てるということにあるのだと考えて います。それが人間の人間たるゆえんである と思うのです。 別の言葉でいえば、真の意味での自由ということだと思います。 やりたい放題という意味ではなくて、自分の深い責任において自分の 人生を選択する権利という意味での自由です。 そしてこの人権、この自由が侵害された時、人は屈辱を感じるのだと 思います。本来自分が選び決めるべき事がらについて、人から強制され たり、管理支配された時、本来自分が責任を取るべき事がらの責任を 回避させられたり、他人が取ってしまったりした時、プライドが傷つく のだと思うのです。 このことは、大人についても、子どもについても同様に当てはまり ます。子どももひとりの人間です。未熟で半人前で保護を受けるだけの 対象物ではないのです。大人が尊厳ある人生を歩こうとするのと同様に、 子どもも人間としての尊厳を保障されなければならないのです。 日本でも批准された子どもの権利条約は、子ども の人権の保障が、この滅びかけている地球と人類 を救うための緊急課題であるとする思想を背景に 大人と同様な子どもの人権、そしてその人権を保障するために子どもに 認められなければならない数々のケアを受ける権利を明記しています。
|