自分を否定してしまう子ども
挿絵挿絵

雲  さらに恐ろしいのは、いじめられた子どもたちを

襲う自己否定の気分です。どうして自分がいじめら

れるのだろう、何が悪いのだろうと悩みます。

本来いじめには理由がないのですから、どれだけ

悩んでも原因はわからないし、思い当たった原因を自分なりに取り除こう

として自分を変えようと努力してみても、いじめは終りません。

 子どもたちは、そうやって自分を責め、本来の自分の姿を見失い、プラ

イドをずたずたに傷つけられ、心身ともに疲れ果ててしまうのです。

 それでも休むことができずに、学校へ行き続けなければならないとした

ら、子どもたちが自分を救ってくれるのは、もはや死しかないと思ったと

しても、いたしかたないではないかと言いたくなるのです。

蟻


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