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いう報道が繰り返し続きます。学校の中での いじめは深刻であると訴えられています。 文部省や法務省を初めとする、教育関係者や 人権擁護機関はいじめ問題の対策のために、様々な調査や提言を行って います。 しかし現実には、なかなかその実態が見えない、何が問題なのかよく わからないというのが、多くのみなさんの実感なのではないでしょうか。 いじめは自分たちが子どもの時もあった、大人の社会でのいじめもひど い、日本だけの特殊な現象でもあるまい、何故こんなに騒がれているの かといった感想をお持ちの方もいらっしゃると思います。 確かにその通りなのです。いじめは、古今東西どこにでもあります。 大人の社会での仲間はずれ、無視、足の引っ張りあい、人を威圧したり、 からかったり、失敗をさせて憂さ晴らしをするといった不快な人間関係 は、至るところで体験されているでしょう。 多数派による少数派の封じこめ、価値観の違う人間の排除、自分が 受けた屈辱を晴らすために、さらに弱い存在にあたり散らすといった 暗い感情は、多くの大人たちの中に潜むものでしょう。それが個人と 個人の関係を越えた社会的現象として現れると、人種差別、女性差別、 障害者差別、同和問題などの目に見える形で社会問題化するわけです。 子どもたちを苦しめているいじめも、根は全く同じところにあると 言えると思います。 ただ現代の学歴社会、受験戦争という枠組みの 中にある、学校という非常に閉ざされた状況の中で 起きているいじめは、子どもたちに逃げ場を失わせ てしまうという意味において、大人社会で考えられ るよりも、あるいは昔の子ども社会でのいじめよりも、ずっと陰湿で深刻 になっています。また友達どうし、あるいは先生と生徒、そして親子の間 ですら、人間どうしのほっとしあえる関係がなかなか持てなくなっている という様相も、いじめの渦中にある子どもたちをさらに救いがたいものと しています。
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