|
東京ガスは、120年を超える事業活動のなかで、ステークホルダーの皆さまと確固たる信頼関係を育み、本業を全うすることを通じた社会的責任の遂行に努めてまいりました。また常に公益的使命を意識し、グループ全体として諸施策に取り組んでおります。その中からステークホルダーとのパートナーシップ構築活動の一環として、今回、高齢者への理解を深めるための施設:新宿ショールームの「シニアシミュレーション・コーナー」の案内と、出張研修等の活動内容を紹介いたします。
高齢者擬似体験
「うらしまたろう」の開発経過
1977年頃から、アメリカで建築や心理学の分野で「老人体験」の活用が行われていました。老人心理を把握し、建築分野や老人ホームの運営の参考にすることが目的とされたそうです。
1992年、カナダで開発された「老人体験グッズ」が日本に輸入され、セミナーが開始されたのが、わが国における「高齢者擬似体験グッズ」のはしりと言えましょう。翌93年春には、長寿社会文化協会(WAC:ワンダフル・エイジング・クラブ)からの委託で、服部メディカル研究所が3ヶ月の期間をかけ高齢者疑似体験「うらしまたろう」を開発し、10セットと3種類のプログラム、そして評価機器を完成させました。
東京ガスは、あいおい損害保険と共に、長寿社会文化協会に資金提供を申し出、この開発に関わった経緯があります。
東京ガスにおける
「シニアシミュレーション」施設の現状
開発に関わった東京ガスは、90年代半ばから新宿ショールームと*横浜ショールームに「シニアシミュレーション・コーナー」を設置し、予約制で案内をスタートさせました。
*現在では新宿ショールームのみ同コーナー設置
現在新宿ショールームでは、以下の3つのコースの予約を承っております。
(1)5分コース(定員1〜15名様) コーナー紹介のみ
(2)30分コース(定員1〜15名様)簡易体験(メガネ・手袋セット・耳栓のみ)
(3)60分コース(定員1〜5名様) フル体験
擬似体験「うらしまたろう」を装着して、全てのシミュレーションを体験していただきます。当日はパンツスタイルでお越しください。
このコースで装着する全ての用具をご紹介すると、次のようになります。
◇耳栓 ◇メガネ ◇荷重チョッキ
◇肘・膝サポーター ◇重り(手・足)
◇手袋セット ◇靴型サポーター
これらの装具を用いて、80歳ぐらいになった時の心身の変化を擬似的に体験することにより、高齢者を理解し、社会環境づくりや商品・サービス・コミュニケーションに役立てるのには、どのようなことが大切か? 体験を通じて考えていただきます。 |
(ご予約:03-5381-6000・開館時間10時 〜18時・休館日/祝祭日を除く毎週水曜日、年末・年始、夏期)
 |
 |
| ▲館内での「うらしまたろう体験」 |
ショールーム以外での「うらしまたろう」の活用
[1]学校教育でのご紹介
各支社・支店の総務・広報グループが、地域の小中学校の要請に基づき「総合的な学習の時間」に出張研修を行っています。
[2]社内人権啓発研修での体験実習
当社内で年間を通じて養成している「人権啓発推進リーダー養成講座」の中でも、半日かけて高齢者擬似体験を実施しております。
|