「性同一性障害」
「性同一性障害」とは
「自分が身体的、社会的にどちらの性別であるかを認識していながら、精神的には自分自身の身体的、社会的な性別に違和感を抱き、または、反対の性別に属していると感じ、それにより強い精神的な葛藤をおぼえ、身体的及び社会的な性別や性役割を精神の性に合わせようとする、精神の性別と生まれ育てられてきた性別との間に生ずる適応の障害です。」
と、書いてみても、世の中の多くの人たちには理解しにくいでしょう。
なぜならば、世の中の多くの人たちは自己の精神の性別と身体、及び社会的な性別が食い違うということは経験できません。
それ以前に、人間の性別には、@遺伝子の性別、A身体(見かけ、外性器)の性別、B社会生活上における性別、C戸籍上の性別、D好きになる対象の性別、E精神(自分がどちらの性に属しているかと感じる)の性別、F恋愛の対象とする性別、G社会的役割に関係する(自分が男っぽいか、女っぽいか)性別、そしてH性交を強く求めるとか、性交にあまり興味が無いなどといった性的欲求度の強弱、など多くのものがあることをあまり意識しません。
そうした中にあって、「性同一性障害」とは結論として、《遺伝子の性別、身体の性別、社会生活上における性別、戸籍上の性別といった生まれに付随する性別》と、《精神の性別》と、いった脳の性別に食い違いが生じ、その食い違いをどうにかして治したいと願う人たちの心の「障害」を指すものです。
「性同一性障害」という言葉は、「精神障害」を連想させるので当事者であってもこの言葉を嫌う人がいます。「性同一性障害」の人の多くは、「*精神障害者」と異なり、自己の性別に対する不快感や嫌悪感を持つ以外は、健常者と同じです。
このことが、「自分は健常なのに障害者と呼ばれたくない。」といった意見につながっているのでしょう。
しかし、これも、「精神障害者」に対する差別であります。「精神障害者」に対する差別も「性同一性障害」に対する差別も原因は同じで、偏った報道や世間の無理解から生じています。
*現在では、統合失調者と表現されている。
性同一性障害理解マニュアル第1版
日本性科学会の性治療研修会より抜粋
「国際人種差別撤廃デー」
毎年3月21日は、「国際人種差別撤廃デー」と定められている。これは、1966(昭和41)年の国連総会で制定。国際デーの1つ。1960(昭和35)年のこの日、南アフリカのシャープビルで、人種隔離製作(アパルトヘイト)に反対する平和的デモ行進に対し警官隊が発砲し、69人が死亡した。この事件で国連が人種差別に取り組む契機となった。
なお、3月21日からの1週間を「人種差別主義と闘う人々との連帯週間」として、世界中で人種差別の撤廃を求める運動が展開されている。
「国際連合広報センターのホームページより抜粋」