
人権配慮の視点にたった企業の評価基準「SA8000」
|
||||||||||||||
最近、特に欧米などに本部を置く多国籍企業が、材料や製品などの調達先に「SA8000」と呼ばれる労働条件に関するマネジメントシステム規格の認証を要求してきている。労働条件による問題が発生することで、不買運動など、企業のイメージダウンによる不利益が生じることを防ぐためである。日本企業もまた、この規格に関心を示し始めた。 「SA8000」のSAはSocial Accountability(社会に対する説明責任)の略。企業における社会責任、特に人権配慮の視点に立って開発されたもので、児童労働、強制労働、低賃金労働、雇用差別など、企業における不正な労働条件を撤廃することを目的としている。 「SA8000」は、その規格番号から想像できるように、マネジメントシステムの国際規格である「ISO9000」や「ISO14000」の規格及び制度をベースにして開発されており、1997年に結成されたCEPAA(CEP認証機関)が「SA8000」に関する認定を行っている。 「月刊アイソスより抜粋」 |
||||||||||||||
【参考】 CEP(経済優先順位研究所)を設立したアリス・テッパーマーリンは、30年ほど前、証券アナリストとしてウオール街で働いていた。当時は、ベトナム戦争中で、ユダヤ系投資家たちから「軍事産業に携わっていない企業のリストが欲しい」と、リクエストがあり、そのリストをニューヨーク・タイムスで広告すると企業や投資家から600件もの問い合せがあった。社会責任を調べる組織の必要性を感じた彼女は、3万ドルを集め、20人のボランティアを募集してニューヨークにCEPの事務所を開設した。 当初は、環境汚染について調査をしていたが、現在は、以下の7つの指標で企業を評価している。
『「企業評価の新しいモノサシー社会責任からみた格付基準」 斎藤 槙 著 生産性出版から抜粋』 |
||||||||||||||