「精神分裂病」を「統合失調症」に変更


 日本精神神経学会は、今年1月に開いた理事会で、「精神分裂病」という呼称を
「統合失調症」に変更することを決めました。

 「人格を否定するような響きを持つ『精神分裂病』という名称を変えて欲しい」。

 全国精神障害者家族会連合会(全家連)が同学会に意見書を提出したのは93年
のことです。9年後の今年8月、「世界精神医学会」(WPA)の12回大会が、ア
ジアで初めて横浜で開催されます。世界規模で精神分裂病に対する偏見解消に取り
組んでいるWPAの大会に合わせ、呼称変更が正式に決まります。


 「病」じゃなくて「症」ということになったことに意味があり、ひとつの疾患で
なく症候群というか、状況がよくなれば治るんだという響きが込められています。
 昨年、世界保健機関(WHO)が発表した報告書には、「最近発病した患者さんの
半数は完全に治る、しかも完全かつ長期的に治る」と書かれています。再発しやすい
が、薬やリハビリ、社会的なサポートシステムがあれば、今や予後不良の病気ではな
いのです。