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高齢の人をサポートする
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だれでも必ず年をとります。そして個人差はありますが、少しずつ身体の機能が衰え、昨年まではなんなくできたことが、うまくできなくなったりしていきます。しかし、高齢になっても自分なりの日常生活を営んでいます。仕事や欠かせない用事がありますし、楽しみのための外出も多いことでしょう。ところが、道路、交通機関、施設など、どこをとっても、まだまだ高齢の人や障害のある人にとって使いやすいようにはできていません。いろいろな障壁、とまどいのために外出がおっくうになってしまったら・・・。それは社会全体の責任ですが、すぐに、だれにでもできることもあります。街の中でのちょっとした心づかいや手助けで、高齢の人の暮らしを応援してあげましょう。
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■サポートの基本的な心がまえ
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●話は大きな声でゆっくり
高齢の人が困っているようすのときは、まず気軽に声をかけてあげてください。なにに困っているのか、なにを手伝ってほしいのか、聞いてみましょう。そのとき、ゆっくりと、低く大きな声で、その人の正面から話しかけてください。高い音は聞きづらいからです。視力が弱って相手の顔がはっきり見えないかもしれません。また、不審に思われないためにも、ちゃんと向きあって目と目を合わせて話すことです。
●あくまで基本は自立
年をとっても自分でできることは、できるだけ自分ですることが大切です。余計なお節介にならないよう、親切との兼ね合いに十分気をつけてください。モタモタと要領が悪いように感じたときでも、本人が困っているのでなければ本人に任せましょう。
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■こんな場面でサポートを
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●横断歩道で
高齢になると、歩く速度はおどろくほどゆっくりになります。膝や足首、股関節などが痛んだり、なめらかに動かなくなってなかなか早く歩けません。路面の塗り重ねられた白線につまづくこともありますし、道幅の広い横断歩道の中ほどで信号が変わってしまうこともよくあります。そんなときは手を貸してあげましょう。そして、手を挙げて、迫ってくる車に待ってくれるよう合図してあげてください。
●歩道ですれちがうとき
歩くことに一生懸命ですし、足元ばかり見て歩くことが多いので、周囲のようすにまで気がまわりません。狭い歩道ですれちがうときは、ぶつからないように気をつけましょう。さっと身をかわすことができないので、かるく当たっただけでも転んで、骨折などの大事に至ることもあります。とくに自転車は、ベルの音なども聞こえないことが多いので、すぐ近くを走り抜けるのは危険です。
●切符売り場や駅構内で
最近では、乗り物の切符、食堂の食券、映画館の入場券と、さまざまなものの自動販売化が進んでいます。とくに駅では、運賃表は見にくいし、券売機も複雑で不慣れな人にはどこを押したらよいのかわかりません。そのうえ高齢になると指先の感覚も衰えてくるので、財布からお金を取り出すのも一苦労です。後ろに並んでイライラしているのだったら、とこまで行きたいのか聞いて、運賃や切符の買い方を教えてあげてください。自動改札、乗換え方やホームの場所などもとまどう人が多いもの。気軽に声をかけてあげましょう。
●階段で
駅の階段は外出したときの障壁の代表格。その階段で、なんとか体を支え、自分のペースで上り下りするための味方が手すりです。人の流れと逆方向に上り下りしているときでも、手すりのある側をゆずりましょう。近くにエスカレーターがあれば教えてあげたいですね。
●スーパーなどで
陳列棚の高い所にある商品に手が届かない、値札の数字や説明書きの字が小さくて読めない、よく似た商品の判別がむずかしいといったことで困っている場面がよくあります。スーパーの広い店内では、近くに店の人がいないことも多いので、気づいたらお手伝いしてあげたいものです。また、顔見知りの人が重そうな荷物を持っているときは、ちょっと声をかけて荷物を持ってあげると喜ばれるでしょう。
●会話の中で
話のテンポについていけなかったり、話題が変わっても前の話にこだわっていたりして話が食い違ってしまうこともあります。ときどき内容を確かめてあげましょう。また、高齢になると、白内障などのために色の判断が困難な人が多くなるといわれます。とくに色に関する話のときは、お互いに「なにについて言っているのか」確かめたほうが無難です。
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名前で呼びかけましょう
“お年寄りには親切に、やさしく”という気持ちから、あるいは親愛の情を表しているのかもしれませんが、だれに対しても「おばあちゃん・おじいちゃん」で済ませる人がいます。また、幼い子どもを相手にするような話し方をする人もいます。最近では高齢でも社会で活躍したり、精神的にもしっかりと自立している人が多くなったせいでしょうか、こうした接し方は失礼だという感想があちこちで聞かれるようになりました。高齢の人と接するときも、名前がわかっていれば名前で呼びかけましょう。。名前がわからなければ名前をたずねてみるのもよいと思います。たとえサポートが必要な人であっても、人間としては対等であることをお忘れなく。
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『「やさしいサポーターになるハンドブック」(ダイヤル・サービス株式会社)』資料より
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