ご存じですか

 人権に尽力した人物 杉原千畝
        「六千人を救った命のビザ」

 杉原千畝という人は、皆さん良くご存知のことと思います。第2次世界大戦の初期、ナチス占領下の「ポ−ランド」では、ユダヤ人虐殺が繰り広げられ、多くのユダヤ人が難民としてヨ−ロッパ各地に流出していました。その中には、日本を経由してアメリカ等への脱出を希望するユダヤ人が多数おり、杉原氏が当時領事代理として勤めていたリトアニア領事館にもビザの発行を求めて多くのユダヤ人が殺到しました。
 しかし杉原氏はビザの発行をする権限がなく、外務省の「ビザ発行はならぬ」との指示にもかかわらず、28日間必死でビザを発行しつづけました。このビザ発行により約六千人が難を逃れました。
 帰国後、杉原氏は職を失うことになりますが、職を失ってまでユダヤ人難民を救済した杉原氏の行動力が称えられています。

 今年10月10日河野外相は遺族に対し、「外務省とご家族との間に色々ご無礼があった」と語り、戦後の外務省の対応について外相として初めて謝罪しました。杉原氏の功績を称える顕彰プレ−トも都内の外交資料館に設けられ、半世紀以上を経ての外務省による「名誉回復」となりました。

『杉原幸子著「六千人の命のビザ」』資料より




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