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次に、部落差別と身元調査の問題について説明します。一般市民に対するある意識
調査結果において、結婚差別・就職差別が最も深刻と答えている人がかなり多くいる
という結果がでています。
では、結婚差別や就職差別の問題が起きるときに、一体何が行われているのかと考
えれば、身元調査にいきつくのです。そして、同和地区出身者が、人生の門出でもあ
る結婚や就職時に行われた身元調査に基づく差別の結果、自殺に追いやられるような
事象が起こっていることも銘記しなければなりません。
特に、「部落地名総鑑事件」が発覚して以降、さまざまな組織によって啓発活動が
行われ、行政機関などにおいても、啓発活動はじめさまざまな取り組みが行われてい
ます。
例えば、市町村では、差別につながる身元調査や各種リストをつくることを防止す
るため、戸籍謄本の交付の制限や住民基本台帳の閲覧等の制限が行われてきました。
このように多くの取り組みがなされてきたことは周知の事実です。しかしながら、
1984年12月8日に出された「大阪府同和対策審議会」答申においても「もともと差
別的な身元調査は、表面化しにくい性質のものであるにもかかわらず、毎年事件の発
生をみている。」とのべられており、この現実を直視すれば、「規制等条例」が制定
・施行されるに到ったことは当然の道筋であったといえるでしょう。
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