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識字って、なあに?
識字とは、文字を読んだり書くことができることをいいます。また反対に文字を読 む、書くことができないことを非識字といいます。文盲という言葉がありますが、 この言葉には文字を知らない人を劣ったものとする軽悔と偏見が込められているた め、いまは使いません。 国連では、1990年を国際識字年に定め、世界から非識字者をなくすための活動 をはじめることを採択しました。
1995年のユネスコの統計によれば、世界で約8億8,500万人が非識字者と国連では、ユネスコとタイアップしながら1990年から10年間の2000年ま では「万人に教育を」のスローガンのもと非識字者を零にする取り組みをしておりま す。 日本の社会にも、長い間読み書に不自由をしてきた同和地区の人、在日コリアン、 また義務教育免除のもと就学を阻まれた重度の障害者(知的・精神障害を含みます) がいます。さらには、中国からの帰国者そしてインドシナ難民の人たち、加えて今日、 国際化に伴い、中東や中央・東南アジア諸国からの人たちも多数入国してきて、日本 語に不自由する人たちは、年々増えています。 人の感受性をいっそう豊かにします。「文字を覚えて から、夕焼けが特に美しく見えた」という詩があります。 「美しいという字、なんて美しんやろ、先生、手のひら に書いてジイッと握りしめて家に帰りましてん!」初めて「美」という文字を自分の 手で書いた人の言葉です。 これらのみずみずしい感受性と表現は、かえって文字を知りすぎている人たちが、 そのために見失ってきたものではないでしょうか。 |
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