エッセイ

“Equal”&“Right”
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 子どもの頃、海外に数年住んでいた経験があるためか、時々(本当に時々だが)英語で物事を考えることがある。難しい熟語や意味がピンとこない言葉などは、簡単な英単語に直した方が私には腑に落ちることが多い。
 こと人権に関わる言葉は、なかなか説明の難しいものが多いので、英単語の出番が結構ある。以前、新入社員の研修で、一人の男性が「男と女は特性が違うんだから同じに考えるなんて難しい」と発言した。「うーん、平等って言うのはsameじゃなくてequalなんだけどなあ」と思わず言うと、「あ、そうか。違うものだけど価値が等しいということですか」と納得してくれたようだった。もちろん全ての人に通用するわけではないが、人によってはこのような言語・概念の転換は有効のようだ。
 ちなみに「人権」“Human Rights”の“Right”は、“wrong(間違った、悪い、不正な)”の逆の“right”、「正しい、正当な」という意味だ。「正義・公正」という意味もある。人権は『人として正しいこと』、そんな思いを胸に、私は人権啓発担当を続けている。


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