近頃、若者の間で「KY」言葉が流行っていると後輩から聞かされ、思わず「はてな、それはなに?」と聞いてみる。「空気(K)を読め(Y)」の略で「場の空気を読んで周囲にあわせられない者はダメ」との意味だそうだ。今や若者の間で、「KY」は周りに配慮するルールであると聞く。社会人として自然と身に着けてきた処世術であるが、今は若者が仲間をつくりコミュニティーを形成するための必要不可欠の証と思ってよいのだろう。
この「周りの空気を読め」は、言葉や絵の表現においても同じである。今まで当り前に使ってきた自治体の略字が、同じ漢字圏の外国人から不快と思われることから使用しない記事を読んだ。「新潟」の「潟」を略字の「 」で古くから使ってきたという。「 」は中国語で下痢を意味することから、国際イベントが控えている新潟県は、正式の「潟」に徹底するという。
一昔前では、気がつきにくい漢字の意味も、「KY」によって人権的な配慮が整ってきているように感じる一方、何気ない口癖が人を傷つけることになった報道は少なくない。「KY(空気が読め)」なければ、「しょうがない」では、済まされなくなってきている。 |