最近、犬や猫を扱った写真集や雑誌が静かなブームで、書店によってはそればかりを集めたコーナーもあるという新聞記事を見た。そういえば休日になると、街や公園でミニチュアダックスフンドなどを連れて散歩している姿をよく見かける。また愛くるしい目をした小犬「チワワ」が登場する某消費者金融のテレビコマーシャルが大好評で、それ以来チワワの人気が高まり、値段も上がっていると聞く。最近は少し下火になったが、多摩川、横浜のかたびら帷子川に現れたアザラシのタマちゃんも、新聞やテレビで度々報道され、多くの人がファンになった。このブームは何んなんだろう。ある記事の中で盲導犬と人間のふれあいをテーマにした「盲導犬クイールの一生」の著者、石黒謙吾さんは「人間同士の信頼関係が築きにくい時代、動物には与えた愛情を100%返してくれる素直さがある。ペットを通じて失われつつある絆を確かめようとしている人が多いのでは」と。確かに、気持が暗くなりイライラさせられる事件が多い最近の世相を見ていると、なるほどとうなずける。 しかし、人権の世紀にしては少し寂しい。こんな時こそ、人間同士が思いやり、もっと信頼し合い、人間同士が絆をしっかり結べる世の中にしたいものである。 |