エッセイ

生涯スポーツとしてのゴルフ 河下 充 

Photo 高齢者の方とゴルフをすると、ほとんどの方がプレーも気持ちも年齢より確実に若く、いつも驚きます。1991年国連総会で採択された高齢者のための原則「自立、参加、ケア、自己実現、尊厳」が高齢者ゴルファーに確立されているからでしょうか。ジュニアも良い指導者に付いて、ゴルフを通じてルールやマナーを守る心・自分の責任で処理する自立心・他人に迷惑をかけない思いやりなど、生きていく上で大事なことを学んでいます。
また近年、女性プレーヤーが増加し、男女ペアで楽しむケースが増えてきておりますし、肢体、聴覚、内部、視覚に障害のある方の試合も多くなっていると聞いています。健常者とほとんど変わらないルールで全く同じ道具を使ってプレーするとのことです。
このように、ゴルフはうまい下手、障害の有無にかかわらず、老若男女が、ハンディをつけ等しく一緒に楽しめる生涯スポーツで、着実に裾野は広がってきています。ところが一方で、まだまだ贅沢な遊びとみられたり、やりたい人すべてが手軽にプレーができない、ジュニアや障害者がプレーできない、レディースティーがない、年齢・性・国籍で会員資格が制限されているなど、閉ざされたゴルフ場がまだまだ多く存在していると聞きます。
野球やサッカーやテニスと同じように、誰もが手軽にゴルフを楽しめるようになれば、より人権の尊重された社会の実現に寄与するし、日本からタイガーウッズのような選手が出現することも夢ではないと思います。そういう日を夢見ながら、毎日ストレッチしている私です。