エッセイ

「人権」は身近なところから/藤原典子 

Photo「人権」・・・案外身近なところから考えなければならないのではないでしょうか。

 一例ですが、車内の携帯電話です。耳障りな着信音。車内放送のため、以前より減ったとはいえ、未だに無視する人もかなりいます。

 その人たちは考えないのだろうか。「もしかしたら、この車内に心臓ベースメーカーの人がいるかもしれない」「迷惑に思う人がいるかも知れない」と。

 そう思えば車内放送を守ることも出来るはずです。携帯は便利ですが、「待つ」ことの大切さを人から奪っているような気がします。自己中心的な気持ちがこのような形で表われている。便利さの裏の副作用ではないでしょうか。ほんの少しの心掛けで、ほんの少しの思いやりで、お互い、気持ち良く過ごせるのに・・・。

 ささやかな第一歩。でもここから「人権」の和は広がっていくのだと思うのです。