|
ある夜、私は、社内の講習会「アイマスク体験をとおして視覚障害者についての理解を深めよう」に参加しました。アイマスクをしてお金(紙幣や貨幣)を識別したり字を書いたり点字を読んだり弁当を食べたり社内を歩き回ったりしているうちに予定の3時間があっという間に経過しました。この体験をとおして、視覚に障害をもつということが、いかに生活する上で不自由なものか、実感させられました。講習の最後に講師のGさん(ある点字図書館の方)が言われたことで、とてもどっきりさせられたことがあります。それは「分かったような気になって行動・発言していないか」という問いかけでした。「アイマスク体験と視覚障害者の体験は全く違う、それを勘違いしないでほしい、分かったような気になってもらっては困る」とGさんは言われました。企業の中で人権啓発を担当するようになって1年半、なんとなく人権についてはひととおりのことが分かったような気がしてくる時期ですが、「分かったような気になって行動・発言をしてはいないか」と自戒する今日このごろです。
|