image 今年の敬老の日も各地で色々な催し物が開催されました。私の母は12月の誕生日がくると94歳となりますが、諸般の事情で青梅にある特別養護老人ホームにお世話になっています。そのホームでは例年、家族に声をかけ盛大な祝賀会が催されていますが、今年は9月22日(土)に行われました。白寿、傘寿、喜寿のお祝い等、式典が進むと、最後は家族を交えた食事会です。
 私はほぼ一ヶ月に一度ホームを訪ね、母の顔色を見ることにしていますが、最近は私の名前もわからなくなっている母は、私の顔を見て不思議そうな顔をすることが多くなりました。ただ昔から歌が好きだったので枕元で古い歌を歌うと、一緒になって声をだしたり、合いの手を入れたりすることがあります。この時の顔はいかにも嬉しそうです。
 今年の敬老会では少し気をもんだことがありました。私は妻と兄と三人で参加したのですが、隣に座った女性が一人で寂しそうにしていました。何か話しかけようかなと思っているところに、息子さんと思われる方が少々遅れて到着。その時のこぼれんばかりの隣の女性の笑顔が今でも忘れられません。
 皆それぞれに家族の事情をもって入所しているのでしょうが、この笑顔を見るたびに入所している方々の気持ちに想いを巡らします。人権啓発の仕事に携わるようになってこの傾向がより強くなったように感ずる今日この頃です。