私は社内で人権啓発を担当するようになり3年半になります。それまでは「道徳」や「人権」などには拒絶反応を起こしていたのですが、現在の部署に配属され、いやいやながらも人権啓発講演会や研修会を受講し、参考図書に目を通しているうちに、最近になってやっと人権を尊重し合うことの意味が少し分かってきたような気がしています。
とはいえ、まだまだ表面的な知識に止まり、人に伝えられるところまではなかなかたどり着けそうにありませんが、人権についてじっくりと向かい合うことができるこの部署に配属されたことは、自分にとって非常に有意義なことであると考え、この巡り合わせに感謝しています。
新入社員合同研修会の引率は今年で3回目になりますが、講師の丘乃れいさんは、関東出身の私には若干きついと感じる関西弁ではありますが、いつも熱意ある講演をして下さりとても印象的です。受講者の反応は人それぞれですが、これまで育った環境も、受けてきた教育もその消化具合も異なる2000名を超える人を相手に、堂々と講演をなさる講師の方の思いはどれほどのものかと考えると、毎回のことながらその熱意に感動します。
人の心を動かすのは、人の思いだと思います。企業の中で行われる研修では、技術や知識を教えるものはあっても、人の思いや痛みを感じる研修は他にありません。このような研修の意義を年1回程度の研修の中で伝えきる事はとても難しいことではありますが、今後ともこのような機会がたくさん与えられ、一人でも多くの人に参加していただきたいと考えるとともに、自分自身もより多くの講師の講演を聞き感性を磨き、いつかは自分の言葉で何かを伝えられるようになりたいと思っています。
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