エッセイ


挿し絵 過日の朝日新聞上に、『「触って体感」博物館 』

の記事がありました。 博物館は、今まで展示物の現物

やレプリカを見せるだけの「ハンズ・オフ」(触るな!)

から、直接触れられる「ハンズ・オン」(触ろう!)また

理解を深めるためにレプリカを作るイベントなど種々の企画を催し、「親しめて、

楽しめて、学べる博物館」に今年の夏から運営変革しようとしています。 子ど

もの頃より考古学関係が好きで、博物館行きが趣味でしたので、今後の博物館に

期待しています。 『 見せるだけの時代は終わった「博物館」』へ子どもも我

々も行きましょう!!

 

挿し絵 先の日曜日、日本とアメリカのビデオ映画を見た。

偶然双方に、17から18才の一人立ちする息子へ親が

別れの言葉を告げる場面があった。 アメリカのそれは

「息子よ、他人に惑わされるなよ! 自分の考え通りや

っていくんだよ。」 一方、日本は「息子よ、他人に迷惑をかけるんじゃない

よ! 周りの人とうまくやっていくんだよ。」というものである。 どちらも

一理、日米それぞれの社会で生きていく心構えが写し出されていて興味がそそ

られた。個人尊重のアメリカ人、集団中心の日本人、それぞれの意識構造が端

的に現れたシーンと言えようか。人権の側面からみれば、自分が一人の人間と

して尊重されることの大切さは言うまでもないが、また一方自分中心で他人に

迷惑をかけることも大きな問題である。当然自分も他人もそれぞれ人として尊

重される社会を目指しているのであるが、現実の場面では、どうなるのであろ

うか。 私自身はやはり、日本流の言い方で育ったような気がするが、昨今の状

況はどうなのだろうか。そして、今の自分なら、息子にどう言ったらよいだろ

う。しばし、考えさせられた映画の一場面であった。



戻る