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景気の低迷や社会問題など暗いニュースばかりの昨今である
が、過日、ある小学校の先生の心温まる新聞への投稿記事が目に
とまった。だいたい次のような内容だった。
「運動会でクラス対抗大縄跳び大会が企画された。自分のクラス
の中に1人ジャンプが苦手な子がいて、一緒に入れて大会に臨むか、外して掛け声役をや
ってもらうかでクラスで議論になった。その結果、負けても良いから皆でやろう!と言うことで
纏まった。
それからその子を含めてジャンプの練習に励んだ。大会当日、その子は予想以上に頑張っ
たが、結果は予想通り最下位に終わった。
しかし、”思ったより沢山飛べた・自信がついた・大変嬉しかった”が、その子の感想だった。
クラスの全員が涙を流しながら一生懸命飛んだ。終わってから全員が満足感に浸っていたと
いう。」
この記事を読んで、もしこの子が外されていたら、この子の将来にどんな影響があっただろ
うかという想いと、クラスの全員が勝利よりももっと価値のあるものを得たなあ、というほっとし
た気持であった。
頑張っても、手抜きをしても同じ評価では、やる気の芽を摘み、向上心をなくしてしまう恐れ
もあり、競うことや順位付けを悪いとは思わないが、「心の優しさ・おもいやり・協力」という競
争もあっても良いのではなかろうか。いじめ問題、偏差値万能主義の中で「教育とは何か」を
教えてくれる久々に心に響いた記事だった。
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