先日、NHKで『怒りの心理学』というのを見た。男女数名を怒らせ心拍数の変化を測定する実験をする。喫茶店で飲物をなかなか出さない、後から注文した人に先に出すなど怒るようなことを次から次へとする。ほとんどの人が後の人に先に出された時に心拍数が上昇開始、最後はほとんどが怒り心拍数も急上昇。怒ると目つきも悪く、すごい顔、見ていてとてもみっともない姿になる。
その中で一人だけ怒らなかった人がいた、僧侶だ。僧侶も、後の人に先に出された時、心拍数は少し上がった。しかしすぐ元に戻り、後はどんなに仕掛けられても笑顔で冷静に振舞っていた。とても美しく見えた。僧侶は自分に怒らないように言い聞かせていた、修行で出来るようになったそうだ。怒りは脳の扁桃体で感じて怒る命令を出すが、一方で理性の脳と呼ばれる「前頭前野」の働きで鎮めることが出来るのだ。僧侶の言い聞かせはこの働きだ。つまり誰でも意識すれば「怒り」を鎮められる。
私もこれから怒らないと決意した。ところが日常生活の中には頭に来ることがいっぱい。それでも「怒らない、怒らない」と思うだけでだいぶ収まる。あの僧侶のようになるまでには、まだずいぶん修行が必要だが、決して怒らない、美しい人になりたいものだ。
|